北海道の名湯、秘湯3 道央編1
北海道の襟裳岬の西側の日高地方から道央の大雪山周辺の温泉を廻り、帯広近くの十勝平野の温泉を廻りました。野湯や名湯もあります。日高から道央の日高町や占冠村に行きました。10月下旬ではすでに冬の到来で、雪景色の中の温泉廻りでした。
1 樹海温泉 はくあ 11.6度のCaNa-Cl 総計22760mg 循環
洋風だが簡素な造りの温泉外観 |
日高の海岸線から山間部に一部オフロードも含め北上して樹海温泉「はくあ」に到着した。一部雪も含む雨の寒い日であった。新しい温泉施設の「はくあ」は洋風の車停めのポーチが付いた温泉センターである。
黄金色になった内湯、強い塩味 |
湯は11.6度の強塩化土類泉(CaNa-Cl)で、総計22760mgの濃い温泉である。薄黄色透明、強い塩苦味、少カルキ臭であった。強いカルシウムのため苦味の強い塩味が強力であった。また色が褐色透明で綺麗である。内湯と露天風呂があるが循環が残念である。
やや褐色になった露天風呂 |
2沙流川温泉 日高高原荘 11.3度の単純硫黄泉 オーバーフロー多め
HS 2.7ながら硫黄臭あり、上出来である。
沙流川の上流にある日高町の温泉施設。宿泊施設も併設した大きな温泉施設である。
夜景外観の沙流川温泉 |
浴槽は内湯が1つのみである。11.3度の単純硫黄泉がオーバーフロー多目に加熱されて入れられていた。硫化水素イオン(HS)2.7mgでの温泉規定である。
オーバーフローの多い内湯 |
純重曹系ながらつるつるはあまりなく、ほかの特記成分としてメタ珪酸が多く410.9mgである。オーバーフロー多目のために、新鮮味が残っており透明ながら少たまご味があり、硫黄臭も感知できた。HS2.7mgにしては上出来である。
硫黄臭のある新鮮な湯 |
次に続く