3 湯平温泉 旅館志美津 (温泉地再訪)
半混浴の大洞窟風呂と瀟洒な露天風呂
志美津より見る湯平温泉の外観 |
湯平温泉は以前、狭い石畳の路地を苦労してバイクで登り、銀の湯と中の湯に入浴した記憶があるのみで、久しく行っていないので再訪した。(現在は路地は通行止め)筋湯温泉や湯坪温泉でも同じであるが、大分県の宿は洗練され綺麗な木造の宿が増えた。
洞窟の内湯 |
近くの湯布院や黒川温泉の影響であろう。湯平温泉は温泉宿の集中した細い路地を抜けると、最上部にこの志美津旅館や2,3の瀟洒な宿があった。まずガイドブックなどで有名な旅館志美津から入浴した。
奥深い洞窟風呂 |
ここは大きな洞窟風呂があり、曲がりくねって男女が繋がっている半混浴内湯が有名である。一度は入浴してみたかった。大きな容積の浴槽に多量に温泉が掛け流しになっており蒸し風呂のような浴室である。総計2442mgの弱食塩泉でNa 696mg Cl 724mg HCO3 707mgと食塩のほかに重曹も多く含み峩々温泉、四万温泉とともに日本三大胃腸病の湯として有名なのが頷ける。大洞窟風呂のほかに木枠の小露天風呂もある。透明、少塩エグ味+苦味残る、少湯の香と記録した。
志美津の露天風呂 |
4 湯平温泉 中央温泉
湯平の温泉街 |
坂道の両側に温泉宿が連立する温泉街は長野の渋温泉、俵山温泉などとともに、この湯平温泉が日本を代表する温泉街風情であろう。
川の中にある外観 |
上から金の湯、銀の湯、中の湯、中央温泉、橋本温泉と共同湯が続いている。
簡素な外観 |
格安な料金で入浴できる。この中央温泉は川の中に迫り出したような造りの共同湯で鄙びた木造の小さな建築である。湯は綺麗な弱食塩泉で透明、少塩味、少湯の香で湯平一般の温泉である。タイルの壁と自然石の小さな浴槽でかなり鄙びてきていて湯平一の鄙びた共同湯であろう。川に流されそうな渓流に突き出た造りが特徴的である。
中央温泉の浴槽 |
※この記事に書かれている情報は2004年6月時点のものです。ご利用の際には最新情報をご確認ください。
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