4 野沢温泉 桐屋 独自源泉 綺麗な湯掛け流し
桐屋浴槽 |
麻釜下の住吉屋となりにある宿。玄関部分は新築であるが、奥の棟は木造の情緒のある造りである。ここも独自源泉で五色の湯、五岳の湯混合と書かれている。野沢では奈良屋と同じく、綺麗な湯でHS 2.9mg H2S 0.1mgと少量である。70.7度の単純硫黄泉である。硫黄分は少量であるがたまご味と少硫黄臭はしっかりとあり野沢全てであるがここも掛け流しである。
5 野沢温泉 真湯 独自源泉 ひじきのような黒湯の華多量に浮遊
真湯外観 |
野沢温泉でも湯沢川の左側にある共同湯、ここと熊の手洗湯、上寺湯が左側である。小さな真湯温泉街を作っており、4軒の宿が天下の名湯真湯と書いた石碑を玄関前に立ててあり、この源泉を利用している。大丸屋、松本屋、永楽屋、藤屋である。萱葺きの屋根ですだれの掛けてある永楽屋は3室ほどの小さな宿であるが、文化人も泊まる名宿である。現在休業中であるのが残念である。となりの藤屋も気になる宿で、次回訪問したい。
真湯前の永楽屋 |
緑白濁した湯 |
この真湯は小さな木造の共同湯で人気があるのか、混雑していた。湯は個性的なもので緑白濁である。特記する点は、野沢のほかの源泉ではほとんど含有されていない鉄分を0.6mg含有していて、多量のひじき状の黒湯の華が浮遊していることである。緑白濁、黒湯の華浮遊、少苦味+たまご味強し、匂いは弱い。小さな浴槽に入浴すると黒い粉が大量に舞い上がる。個性的な源泉であった。
黒湯の華が舞う温泉 |
※この記事に書かれている情報は2004年5月時点のものです。ご利用の際には最新情報をご確認ください。
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