猿の居る地獄谷温泉と野沢温泉唯一の足元湧出の宿
渋温泉の上流にある徒歩で行く地獄谷温泉は、野趣に富んだ露天風呂がある。また信州の名湯、野沢温泉の名宿巡りをした。
1 地獄谷温泉 再訪 後楽館 掛け流し
大噴湯の光景 |
高温の硫黄泉、渋温泉の源泉地帯でもある。
家族で地獄谷温泉の野猿を見に行こうと好天の良い陽気の中、駐車場から歩いて行く。後楽館に着くまでの道から温泉の湧出が各所に見える。みな渓流に流れ落ちていて未利用である。
露天風呂からも噴湯が見える |
後楽館前の大噴泉は活発に出ており、風によってこちらまで水滴が降りかかる。高温の単純硫黄泉であろう。透明、無味、硫黄臭。対岸の野猿公苑から猿が2,3匹こちらの露天風呂周辺にも来ており周囲にうろうろしていた。
川沿いの露天風呂 |
基本的に高温の単純硫黄泉で中房温泉などと同じく硫黄分は多くないため白濁や緑色にはならない。湯は新鮮で、たまごスープ状の白い析出が出るまえである。加水しているが100度に近い温度では仕方がないであろう。
2木島平温泉 木島平温泉観光ホテル 循環
木島平温泉露天風呂 |
温泉に規定されているか不明である。綺麗な透明、無味、無臭の湯が大きな半混浴露天風呂に豊富に使われていた。雰囲気は良いのであるが湯は循環。
3 木島平温泉 パノラマランド 循環
上記の木島平温泉観光ホテルで聞いた温泉。色着きの別源泉であるとのことであるが透明、無味、無臭の完全循環で温泉は感じられなかった。木島平の展望が良い施設である。
4 野沢温泉(温泉地再訪) かめや 足元湧出浴槽
かめや外観 |
野沢に午後一番で到着し温泉巡りを開始した。今回は独自源泉の宿と独自源泉の共同湯ばかりをまわりその微妙な違いを確かめることにした。しかし麻釜や大釜、茹釜などの混合泉でも引き湯の距離や時間の経過や、湯量で違った様相を見せるので野沢の麻釜源泉も面白い、以前13ヶ所の共同湯を一通り廻ったときに同じ湯でも変化があり、楽しい記憶になっている。今回はまず大湯隣のかめや旅館に行った。
かめや足元湧出風呂 |
女湯が足元自噴の源泉浴槽で野沢唯一のものである。特別に許可していただき入浴した。タイル浴槽の一部に岩が露出していてその底から湯が少量湧いている。綺麗な湯で透明、無味、少硫黄臭と個性は少なかった。しかしご主人の談話によると白、青白濁、緑、灰色、透明に変化するそうである。本日も午前は白濁していたそうである。透明な時で残念であった。男湯は麻釜源泉で緑白濁、たまご味+少塩味、硫黄臭多しの立派な硫黄泉であった。
麻釜源泉の白濁した浴槽 |