4 下湯平温泉 共同湯
コンクリートの外観 |
赤い湯 個性的な匂い、掛け流し
斎藤さんの本を見て、湯平の下に良い湯があるということで行ってみた。コンクリートの打ち放しの外観の簡素な新築共同湯であった。中は無人でコイン100円を投入する仕組みである。46.3度の単純泉で総計890mgという温泉である。湯を見て驚いた。赤い湯になっている。さすがにFeが14mgと規定以上含有されていた。含鉄単純泉ということも出来る。
素晴らしい赤い湯 |
温度のある含鉄泉は非常に珍しく、みな炭酸鉄鉱泉か含鉄食塩泉か含鉄硫酸塩泉となってしまう。赤褐色濁り(30センチ)、鉄の味+渋味、豆を炒ったような香り(金気臭とは少々違う)となっていた。掛け流しで利用されており、新築の共同湯も要チェックだと思った。
掛け流しの内湯 |
5 湯布院温泉 庄屋の館
立派な外観 |
青い湯、すばらしい。白いシリカの析出物多し。
青透明、少苦味+薬味、噴気臭、
美しい青色 |
すばらしく美しい湯であった。タイミングが良かったのか、澄んだ青色透明である。神和苑の青紫透明の絶好調のときや、いちのいでの景観の湯で遭遇した深い青透明の次に良い色であった。
湯口の析出物 |
大きな露天風呂が離れの宿の最上部にある。由布院でもこの地域は地熱が多いらしく噴気が多く、そちこちで噴出している。別府の鉄輪ほどではないが堀田くらいの噴気量がある。ここの源泉はメタ珪酸が547mg含有されており、その析出物が真っ白に浴槽の底や湯口に付いていて美しい。特に湯口のものは白く厚く析出しており、成長したら湯俣温泉の大理石のような噴泉塔になるであろう。
露天風呂 |
総計2011mgの弱食塩泉であるが97度の温度である。温度や成分ともに「いちのいで温泉」や「神和苑温泉」とも共通している湧出状況である。宿の造りも風雅で良い温泉であった。やや下部の貸切り温泉にも行ったが湯が新鮮すぎてまったくの透明であった。しかし浴槽がビアンコ カラーラのような白大理石で覆われておりつるつるとした岩があるようで良い。
青がたいへん美しい |
※この記事に書かれている情報は2003年11月時点のものです。ご利用の際には最新情報をご確認ください。
*大分特集*