温泉/九州の温泉

田の原温泉と黒川温泉3色 黒川温泉と日奈久、吉松温泉1(3ページ目)

10月に黒川温泉から鹿児島までの名湯に行った。黒川温泉はあまりの大人気で敬遠していたので、約10年近いブランクがあった。黒川温泉はいろいろな泉質の温泉があり含蓄のある温泉地であることが判ったので再訪した。

執筆者:郡司 勇



6穴湯 (再訪)  地蔵湯より強い酸味 足元の岩が良い 

渓流沿いに建てられ、澄み切った水の流れの横に寄り添って建つ景観が美しいのと、鄙びた木の壁が退色し風情を醸し出している共同湯である。以前とまったく変わり無く存在していた。足元の岩が露出している大きな浴槽1つのみで小屋の風情と内部の状況は完璧に近い。素晴らしい温泉情緒である。

入湯すると足元の岩の感触が野趣に富んでいる。泉質的に赤銅色に染まるのであろう。一面十円玉のような色の浴槽になっている。湯は透明、少酸味、無臭と地蔵湯とほぼ同じであるが、こちらのほうがやや酸味が強い気がした。

7北里バラン温泉  循環  

新進建築家の作品で木魂館という奇抜な建築の横にある入浴施設。こちらも高い塔のような明かり取りやコンクリート打ち放しの外観などで凝った意匠になっている。曲線を組み合わせた内湯浴槽と円形の露天風呂がある施設であった。分析表によると含鉄―CaNa-SO4、HCO3泉と記入され期待するが鉄分を濾過しているのか?透明、無味、無臭の湯であった。さらに循環が残念。
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