6芦安温泉 岩園館(温泉地再訪) 宿泊 掛け流し
芦安温泉は以前「南アルプス温泉会館」に入湯し、イメージとしてはつるつるの湯であったなあ、と記憶にある。またもう一つの、桃の木温泉は湯量豊富なことが思い出される。今回初入湯の岩園館は以前の2つの記憶と違った印象であった。NaCa―SO4泉で透明、石膏味、湯の香ありという石膏泉の感触であった。旧館の内湯が好きでほんのりと掛け流されている。また屋上露天風呂も大岩風呂も全て掛け流しである。独自源泉の良い宿であった。湯は純粋な硫酸塩泉で総計2205mgと比較的多いもの。PH9.26であるが重曹系の成分がまったくないのでつるつるの感触はほとんど無く、逆にキシキシした温泉である。
7天恵泉 白根桃源天笑閣 (再訪) 源泉浴槽掛け流し PH10.7
アルカリ性のランキングで一位生津温泉のPH11.5、都幾川温泉の11.3、白馬八方温泉11.28に続き10.72を誇る温泉。28.8度の単純泉で総計178.5mgという極めて清澄な温泉。水酸イオン(OH)が6.8mgで白馬八方の驚異的な42.2mgには及ばないが非常に高いアルカリ度を誇っている。以前と同じく桧の内湯が2つ並んでおり大きいほうは加熱掛け流しで小さなほうは源泉掛け流しである。夏なので28度の源泉浴槽が非常に心地よくそちらにばかり入った。高いアルカリ性特有の感触で弱いすべすべを感じたあとに肌がぺたぺたとする。つるつるの感触はない。透明、苦味、無臭で苦味が際立った感触であった。
8韮崎旭温泉 (再訪) 文句の無い良い湯、国内でも最大値の泡付き
匂いが良い、色がエメラルドグリーンで美しい。
この湯は再訪でもかなり感動する。ドアを空けたときの新鮮な源泉特有の香りと、逆光になる光加減も良いのであろうがエメラルドグリーンの色がする。パンフレットにもその色がまず一行目に謳ってある。しかし最も個性的なのは国内でも最大値の泡付きであろう。すぐに身体中が真っ白になる。40.5度の毎分393リットルの湧出が良いのであろう。透明淡い緑色、少苦味たまご味、たまご鉱物臭(かつおぶし臭)良く観察すると炭酸清涼味も微量だが感知できた。HSも痕跡感知できた。いずれにしても面白い湯であった。
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。