温泉/甲信越の温泉

個人宅温泉や仮設温泉、その他 信州北陸アビルマン紀行7(3ページ目)

北陸周辺には掘削すれば良い温泉が湧出するようです。源泉をビニールハウスで覆った仮設温泉と個人宅温泉のレポート

執筆者:郡司 勇

43柴山温泉  ホテル翠湖  

 JA経営の立派なホテル  透明、塩味、無臭、循環
 総計6771の食塩泉   

柴山潟に沿って名湯、片山津温泉がある。水際にそって大きなホテルが連立し大きな温泉街である。その対岸には柴山温泉が湧出しいくつかのホテルや保養施設に供給されている。片山津は苦味の強い食塩泉で臭素臭もあるものであるが、柴山温泉は塩味はあるが清澄な湯で透明、塩味、無臭の循環であった。ホテル翠湖は潟に沿った眺めの良い立地で新築のきれいなホテルである。総計6771mgの食塩泉で33.5度。カルシウムが422mgで18%であるが苦味が少ない、またCO3が292.9mgと大量に含有されているがつるつるの感触もなかった。

44みのわ温泉  
 ログハウス造りの温泉センター 総計3979の純な芒硝泉
 ながら循環で残念    

富山の剣岳は峨々たる岩山でアルピニズムの最高峰である。その基地である馬場島の下流にある温泉。湯は総計3979mgの日本屈指の純粋な芒硝泉でNa 1185 (93.3)Cl 211(10.7)SO4 2010 (75.6)HCO3 445(13.1)というもので芒硝の割合と含有量は新潟小出のこまみの湯などと共にトップクラスである。薄緑色透明、芒硝味、無臭であるが循環で弱いカルキ臭が感知できた。一般的内湯のみの施設で源泉に触れられると良いと思った。
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