42 個人宅温泉
11時ころ訪問すると、3時過ぎに来る様に言われ、3時半ころ
再訪問した。個性の無い湯が大量に掛け流し。
青いプラスチックいけすも同じで銀山平の湯を連想した。
小松市は海岸から深い山まで市のエリアである。国道416号は福井県境で未開通になっている。ちょうど山中温泉と白峰温泉との間の沢筋である。以前は小松から軽便鉄道があり、鉄道マニアの時にはわざわざ東京から乗りに行ったほどの、尾小屋鉄道があった。北陸は七尾線にC56が走っていたので夜行急行の「能登」や「越前」で良く輪島周辺に行ったものである。最近は能登半島には久しく行っていない。尾小屋に行く途中の某地に個人で温泉を掘削し仮設の温泉施設があるという情報があった。その第1報から1年ほど経ってしまったがまだ健在であるそうだ。いつも湧出を止めてしまったり、仮設での開放が終了してしまうことが多く、残念な思いが多いが今回は久しぶりに間に合った。昼前に行き個人の家に呼び鈴を押してお願いする。今や温泉めぐりがエスカレートしてきて以前は地元専用共同湯でも遠慮していたのが、個人宅に行っても熱意でお願いするという根性(あつかましさ)が付いた。しかし何時も4時頃から開放しているということである。本日は長野駅までレンタカーを返さないといけないので早めに来て待っていますと言い。うさみ温泉とだるま温泉に廻ってから再来した。小規模の現場事務所に使う1間×3間の小さなプレハブが温泉施設である。中には青いいけす用のプラスチック浴槽が一つ置かれ源泉が100φのパイプから掛け流しになっていた。湯はちょうど適温の39度ほどで透明、無味、無臭のきれいな湯である。良く観察するとやっと仄かな鉱物臭がわかるがほぼ無臭といって良いであろう。この状況から奥只見の銀山平仮設浴場を連想した。あそこの湯も透明、無味、無臭の大湯量であった。しかし個人宅の前にあり良く管理されており清潔で好感した。(この源泉はポンプによる揚湯速度によって湯温度を調節しているそうで最速であると80度近くなるとのことである?)この温泉行きでいろいろとお世話になった方々が数人いらした。礼状を送ることくらいしか出来ないが突然の訪問で恐縮している。