信州、北陸アビルマン紀行は第3回になりました。
富山に出て、能登半島の付け根周辺を回ります。
昔ながらの鉱泉宿と、新規掘削の温泉がそれぞれよい物をもち。
含蓄の多い地域となりました。
14割石温泉 (再訪) 良くなっていた
掛け流し、透明、たまご味、微硫黄臭 弱いつるつる
初日は神岡で泊まる。その宿はノーベル賞の小柴さんも泊まるようで色紙にサインがあった。5月の連休は雨に降り込まれることが多いが、翌日も快晴で今年は幸運である。朝一番で割石温泉に行った。すこし開業時間前であったが入れてくれた。湯は39度の単純硫黄泉で浴槽内部加熱をしながら掛け流しである。男湯から湯が溢れていないのは隣室の身障者浴槽と繋がっておりそちらから掛け流しになっていた。朝一番が良かったのか加熱前で一晩中掛け流しされていた源泉のままの浴槽になっていた。そのため透明、たまご味、微硫黄臭となっていた。きれいな湯で弱いつるつるもあり合格点である。
※富山県 音川温泉
未湯の音川温泉に行くがポンプ故障でカラであった。やや鄙びているが立派な造りの木造の宿であった。36度の単純泉で総計166mgである。清澄なものであろう。
15 太閤山温泉
廊下の造りがレトロで良い+5点
炭酸鉄泉 循環
富山で点在している未湯つぶしで訪問した。古びた温泉宿で炭酸鉄泉の鉱泉を沸かしている。Fe 32 HCO3 407 CO2 125 などの含有である。しかし透明薄茶色、微渋味、無臭の循環であった。大岩の内湯も昔の造りで微笑ましいが室内の廊下が太閤にちなんでか桃山文化のような凝った意匠で良い。源泉であればもう少し赤くなると思われるが加水または濾過であろう。
16竹原鉱泉 黄色褐色濁り、少苦味、無臭
加湯(半循環) なかなか個性あり
富山源泉一覧に載っていて未湯であった温泉。国道バイパス沿いにあり一応期待しないで行ってみた。近くの大田の湯のような鉱泉でこちらの方が湯の色があり個性を感じる。薄褐色弱い濁り、少苦味、無臭の湯が内湯のみの浴槽に循環されている。しかしオーバーフローが多くじっと入浴しているとかなりの量が溢れる。これが好感した。弱いつるつるもあり鉱泉としては合格の範囲であろう。19.2度と温度のみわかる。単純Fe泉であろうか?