温泉/北海道の温泉

温泉垂れ流しのデパート登場 釧路湿原の温泉3(2ページ目)

釧路湿原の湯3は知床や標津、尾岱沼から始まり一気に空港の近く阿寒まで戻ります。最後の雄阿寒温泉跡は大量の湯が流れ放しになっていて壮観でした。

執筆者:郡司 勇



8標津温泉  くすのき(再訪)  
   弱いつるつる
大黒さんと丸秘湯のときに訪問した温泉。浜の湯がよかったのでこちらはボツになったがもう既に記憶が薄くなりつつあったので再訪してみた。45.5度のNaCl泉と記載されているが重曹と拮抗しているのであろう。透明、無味、無臭ながらつるつるがあり、さらに良く観察すると微塩味の中に重曹も感じられた。楕円形の大きなタイル浴槽に弱く掛け流しされていてなかなか良い。

9尾岱沼温泉  シーサイドホテル 
 展望絶景、掛け流しの食塩泉

尾岱沼の内海に面した景観の良いホテル。良好な食塩泉が掛け流しで使用されており露天風呂からの眺めは尾岱沼の砂洲が見え絶景である。内湯は湯が多めに掛け流され、やや熱めになっている。露天風呂より新鮮である。透明、塩味、臭素臭あり。であった。

10尾岱沼温泉  戸田旅館    
 木の内湯は絶品  近々改修予定 掛け流し、臭素臭良し

内湯のみの温泉宿で木の壁と木の浴槽で雰囲気が良い。ここに熱い源泉が入れられており浴槽は45度ほどになっている。透明、塩味+臭素味、少臭素臭である。匂いが多い分シーサイドホテルより高い評価とした。尾岱沼の温泉は浜の湯の2本と戸田旅館とシーサイドホテルがそれぞれ別源泉で戸田旅館のものは川端旅館でも利用している。温度がありパンチの効いた温泉が三本もある尾岱沼地域は温泉郷だなあと思う。

11標津温泉  おん宿標津温泉   
個性少なし

標津の街中にある小さな温泉宿、エントランスは瀟洒に改修されているが浴場はやや古い。50度の食塩泉で総計5077mgのもの。薄い褐色、薄い塩苦味、無臭でつるつるはない。岩風呂の内湯と露天風呂がある。成分総計よりも薄く感じた。浴槽がやや褐色に染まっているが湯自体は透明に近いものである。モールの感触はなかった。

12標津川温泉  ホテルベルサイユ 1000円特別許可 
昔は垂れ流しの浴槽あった。3500湯目

緑の原野のなかにあるラブホテルの温泉。黄色い外壁が目立つ建築。湯は総計9740mgの等張性の食塩泉で食塩以外の成分が少ない清澄なもの。透明、塩苦味、微臭素臭である。赤いポリバスに入れて入浴する方式。入浴のみお願いした。交渉の末1000円にて了解された。いつもは断っているとのことであるが今回はすぐ許可された。

13奥春別温泉 交流センター 特別許可      

コンクリート打ち放しと木の板を貼った外壁の現代的な施設。まだ新築である。そっけないタイル浴槽に芒硝系単純泉がゆるく掛け流しで利用されていた。透明、少芒硝味、無臭.近くのブラゾンダラゾンは以前水車のある露天風呂に入浴したが同系の個性無い温泉。奥摩周温泉を名乗っている。

14雄阿寒温泉跡       
源泉垂れ流しのデパート 数え切れず 量も多し 
景観良し、熱い湯  金気臭、

阿寒川に沿った旧旅館の敷地に自噴の温泉があちらこちらに自噴している。ここから阿寒湖までの川筋に、50ヶ所近くの湧出が表さんによって紹介されているが宿周辺だけでも6ヶ所ほど発見できる。敷地内に1ヶ所と川沿いは大3ヶ所、小2ヶ所である。湯量も多く温度も高く源泉垂れ流しのデパートといったところだ。水量の多い河は清冽な流れで美しい。ルアーの釣り客も時折とおりかかる。一番多い湧出口の下で入浴したが激熱で一瞬のみである。やや下流の適温のところの川沿いを掘って入浴した。湯は透明、少金気味、金気臭である。重曹泉または重炭酸土類泉と推測した。

14時終了
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