温泉/九州の温泉

宮崎市内温泉ほか 鹿児島と宮崎の湯8

鹿児島と宮崎の湯のレポート最後は宮崎市内と青島温泉です。鉄鉱泉の「めぐみ」や強食塩泉の「江南」など個性のある温泉が湧出しています。

執筆者:郡司 勇


鹿児島と宮崎の湯8
鹿児島と宮崎の湯のレポート最後は宮崎市内と青島温泉です。鉄鉱泉の「めぐみ」や強食塩泉の「江南」など個性のある温泉が湧出しています。

17  曾山寺温泉  杉雨荘 

 単純硫黄泉の鉱泉で24.4度HS2.03とS2O3 1.27による規定の温泉。CO3 も68.5と30%の含有量でつるつるを予感させるもの。透明、重曹甘味、無臭で硫黄を感じない。源泉槽があってそこで観察すると微たまご味がわかったが普通では硫黄は感じないであろう。しかしつるつるはやや強しで良い感触になっていた。

18  青島温泉 パームビーチホテル

 青島温泉と宮崎市内温泉は温泉を利用している宿が多いので事前に観光協会に電話してどこが源泉利用かまた掛け流しかを確認した。しかし結果は当然思わしくなく解答をしてくれない。よってここに行くまでいろいろの温泉で地元の人に青島ではどこが良いかと聞いて廻った。その結果でも不明なので一番大きなパームビーチホテルに突入した。その他
高級宿や気にかかる温泉宿があったのだがそれらは次回に回すこととしてとりあえず老舗からという、いつもの方式である。ここは偶然にも独自源泉で当たりであった。Na-Cl,HCO3泉の41度で掛け流し多量であった。屋上展望風呂ということであまり期待しないでいくと鬼の洗濯岩なる青島の展望の良い最上階に透明赤褐色析出物多し、弱塩味薬味強し、口の中に苦味残ると記録した。ほぼ無臭の温泉であった。

19  天然温泉 めぐみ 

 市内でもちょっとはずれた郊外にある鉄鉱泉の日帰り湯。手作りの建築や浴槽でほのぼのとしていて好感した。茶褐色、少渋味、無臭のもの。大淀川の展望と夕日がきれいな立地。写真にすると赤が強く、インパクの赤い湯ベスト10に入れようと思ったがぎりぎりで選外とした。看板などが少なく判りづらい。街のなかの秘湯と言った感じが強い。
 
20  宮崎市内温泉  スパーレ21健康ランド

 一般的な大きなビルの健康ランドまたはスーパー銭湯の外観ながら湯はよい。独自源泉で湯量が多いのが一番の強みであろう。47度の含重曹食塩泉(推測)で等調性ほどの濃さ。薄緑色、塩甘味、無臭である。2段になった上がやや熱めでそれが下の浴槽に流れて行き大きな浴槽となる。そして滝のように排水口に掛け流されている。露天風呂の窓からは大淀川の景色が見える。弱いつるつるもあり大量に使われていると評価も良くなる。玄関横にそれらの捨て湯が滝になって流れる。あまりに大量なので、私は「これは捨て湯か?」と確認したほどであった。

21江南温泉  

 20.2度の強食塩泉。総計25480のもの。かなりの強食塩泉がゆっくりと掛け流しになっている。透明やや緑、塩辛い、金気臭と観察。こんなに塩辛い温泉をゆっくりながらも掛け流ししているのは良い。食塩だけでなくNH4 51.8 Mg 179 Ca 358 I 70.7 Br115 など個性派成分も充分に含有されている。壁に囲まれた部屋全てが浴槽という変わった造り。熱気が多く熱苦しいのが難点。

22  宮崎市内たまゆらの湯温泉 プラザホテル 泊

 宮崎市内たまゆら温泉も結局よい温泉施設が見つからずにまた一番おおきなプラザホテルにチェックインした。素泊まり7500円は外観にも相違して安いと思った。そして別棟の湯楽湯楽なる温泉施設に行く。もう0時近くなっていた。いつも温泉巡りをしていると夢中になり時間を忘れ遅くなってしまいます。45.6度の食塩泉で総計13.8グラムは強食塩泉に近いものである。透明微緑、塩甘味、無臭でこちらは青島と違い強力循環のハズレであった。源泉100%であっても新鮮味がないと観察、使いまわしを考えると気持ち悪くなりました。どなたか良いところを発見したらお教え下さい。
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