東京の黒湯の温泉は大田区に多いですが
下町にもぽつりぽつりとあります。
それら8ヶ所のレポートです。
1.銀座湯 江東区北砂5
食塩重曹泉17.5度 Na 640 K 24
Mg 29 Ca 31 Cl 821 HCO3 612
CO2 19.4 の黒湯 総計2224
毎分110リットル
色は弱い褐色で透明度40センチ、のどに残る
重曹薬味と少刺激臭のあるもの。
有機物による黒味よりも食塩のほうがメインの
ためいつも大田区のまっくろな湯に浸かって
いる私にとっては物足りないが、この後の
3湯が浴感がひくかったので良い記憶となる。
特記する点としてはカランから湯を足すと
19.4の炭酸であろうか?
気泡が体に付き湯自体はつるつるではないが
すべすべした肌触りとなりました。
まっくろな湯が苦手な人はここに来てみると
また違った発見があるでしょう。
2.鶴の湯 江戸川区船堀2
単純泉(メタ珪酸)重曹系 18.5度 総計620
入母屋破風造りの屋根に現代風の入り口を
改修してつけた感じのエントランスである。
Na 129 K 17 Ca 10.8 Cl 133
HCO3 239 毎分250リットル
さらに薄い褐色で透明度70センチ、無味,無臭
3.あけぼの湯 江戸川区船堀3
単純泉、総計466 18.1度
毎分490リットル 透明,無味,無臭
水道水ではないなと思う程度湯はコメント
のしようがないが、待合室が居酒屋になって
いて、入浴後にやきとりと肉じゃがで軽く
飲みました。施設は浴室が2層になっていて、
スーパー銭湯系。
4.乙女の湯 江戸川区船堀7
単純泉(重曹とメタ珪酸にて)総計546
ここは黒さが強く一般的な東京の黒湯といった
感じ、黒褐色(12センチ)、弱い重曹薬味、
無臭。循環の温泉浴槽には源泉を足せなく
なっている、しかし隣に源泉非加熱浴槽が
ある。熱い湯がだめなので桶で汲み入れ
入湯する。つるつるはない。
5.六竜鉱泉 台東区池之端3
K,Na-HCO3泉 15度 総計1289
赤い褐色がちょっと珍しいと感じた湯
透明度12センチ、微たまご重曹薬味、
鉱物的なほのかな香りあり。
熱い湯で源泉を思い切り足すが入浴中の
人に止められる。しょうがなく頑張って入る、
つるつるは感じません、破風造り銭湯
なお右側のさらに熱い湯は40度後半で
3秒しか入れませんでした。
成分はイオンでなく以下の通り
KHCO3 265.2 NaHCO3 1358
CaHCO3 28.3 MgHCO3 51.1
FeSO4 5.7 AlSO4 9.5
NaSO4 39.6 H2SiO3 87.5 など
なぜか総計より多くなってしまう、
計1845.5
6.光月湯 台東区入谷2
単純泉(メタ珪酸、重曹) 総計774
Na148 Cl 20.4 HCO3 451 有機物16.9
黒褐色(30センチ)、小麦茶味(渋み)、
無臭
一般的黒湯のやや薄めの湯1.2メートル角
ほどの小さい温泉浴槽がある。
7.御谷温泉、墨田区石原3
透明度40センチ COD 21.5
やや薄めの黒湯
つるつるなし、瓦が壁に貼りつけてある意匠
兵庫の中村温泉をおもいだす。
ちょうどTBSラジオの取材をしていて、
コメントしたが下町の風景といった取材
テーマだったのでボツに
なっていた。がんばって有機物の話しや
つるつるの仮説などの話をしたのに
8.蛇骨湯 台東区浅草1 透明度60センチ
浅草の雷門にも近い町の中、成分うすい
かなり弱いがつるつるの下のレベルである
すべすべを感じるが
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