温泉/東北の温泉

西山と会津、飯豊 福島の湯5(2ページ目)

名湯「西山温泉」に行きます。その後会津盆地や飯豊山の山麓の温泉を廻ります

執筆者:郡司 勇

13清兵衛温泉
含硫黄弱食塩泉と推測される湯。そば屋の離れで
温泉営業している。以前は週末または夕刻には
入浴できるようにしていたが、現在は客がある、
または混むと予想されるとポンプをまわすといっ
た状況。1500mの掘削のため「25分から30分かか
るよ」との言葉が意味不明であったがポンプの電源
をいれて分かった。湯温は最初気温と同じで冷たい。
最初の10分はほとんど変わらない、しかしその後
じわじわと暖まってくる。ポンプ直接の掛け流し
は豪快なものである。1500mの配管分くらいすぐ掻き
揚げてしまうのであろうが、地下の暖かい源泉の
流れまでさらに時間がかかるのであろう。
20分経過の後じわじわと暖まり、最終的には適温
になった。祖谷温泉が毎分1500リットルというが
ほぼ同量の温泉の量である。中に入っていると泡ま
みれになりながら、また強い硫黄臭に囲まれながら
ゆっくりと温度が高くなっていくのは素晴らしい
体験であった。まず第一に感じたのは、排水口の
洪水状態と驚くべき湯量のため小さい浴槽
から溢れまくるのが「もったいない」という現世的
なまた小市民的な感じをもった。源泉は完全に透明
であるが、久しぶりに泡による白濁とその気泡に
よる硫黄臭とたまご味は感動的であった。源泉
掛け流しの仮設施設でもなかなか少ないものであ
った。温泉は2グラム足らずの食塩泉と思われる。

14いいでの湯
60.9度のNa―Cl,SO4泉 総計9761 ここは一般浴
槽と源泉浴槽と分離してあるのが良い。
茶褐色(30センチ)塩味+金気味、薬臭+金気臭。
濃厚な湯。弱い掛け流し
センター系ながら良い湯とまあまあの使い方で
評価はできる。
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