温泉/北海道の温泉

別海温泉、湿原温泉ほか 釧路と帯広周辺の湯1

道東と十勝の湯のレポートをします。3月の寒い季節の記録ですが温泉は同じです。まず釧路空港から周辺を廻りました。屈斜路湖周辺は拙書「マル秘湯112選」をご覧ください。

執筆者:郡司 勇


釧路と帯広の温泉を廻りました。釧路空港を15時に出発したので第1湯は17時になってしまった。北海道は広い第1湯の別海まで130キロ弱であった。

1.別海温泉  清の湯 
 別海町は日本の東のはて根室の近く、あまりに広い北海道の大平原に位置します。別海温泉は市街地の中にある銭湯ですが、その泉質が素晴らしく、また浴槽では39.5度という温度です。北海道では最適な温度です。ここの湯は個性的です、そして素晴らしい温泉のもつ条件をすべて持っています。それは以下の5つですが驚くことにどれも極上のレベルです。
 ?湯量豊富な洗い場全体に流れ去る掛け流しの湯です、
 ?新鮮な湯の特徴である泡付きそれも凄い量で湯口は
  微細な気泡で白濁しています。
 ?温泉の鉱物的な匂いと弱い臭素の匂いも併せ持つ
  芳香です。 
 ? 体感上一番の記憶に残るつるつる感があります。
 ?柔らかい琥珀色の湯の色です。
 これらをすべて味わえる湯としてこの温泉を強く推薦します。
 成分的には総計で6217mgと等調性(8000~10000)に近い物で、食塩泉ですが土類や重曹も含んでいる良好なものです。また先の鉱物的な匂いはモール系のものであり最も濃いモール泉とも言えます。時間がたってもこの興奮があるので100点満点としたい。

番外 別海温泉ホテルに行くが沸かしてないとのこと
    源泉を触るだけも駄目で未湯。

2. 霧多布温泉 ゆうゆ  
  食塩泉34.4度 1387mg Na502 Fe 16.2 Ca14.8 CL 761 Co3 18 透明、少塩味、無臭(弱い塩素)センター系の施設で期待しないで行くが弱いが浴感はある。霧多布の丘の上の施設街をながめる立地。露天は温泉を入れていないと思う。

3. 湿原温泉  鶴の家 
  食塩泉 44度 薄褐色透明、強い苦味+弱いたまご味、鉱物臭(モール臭)総計5461mgのモール泉 ここもかなり良い掛け流しのステンレス浴槽が3つ並列にならびどんどん湯が溢れている。しかし浴室全体の雰囲気は満点に近いもので感動的、シンメトリーの効果+並列浴槽というものが素晴らしさを付加している。
  
4. 山花温泉  
   北海道はやはり温泉についても豪快だ。清の湯が420リットル、湿原が330リットル、ここが600リットルと湯量が多い。42. 7度の強食塩泉 総計28390mg 透明、強い塩から味、無臭、センター系施設。内湯は加水循環でやはりセンター系はだめかと露天にいくとおそらく源泉の濃さ。久しぶりに身体がピリピリした。濃い食塩泉の一部でこんな体感がある。自称海水の4倍の濃さというがこれはおおげさ。 28グラムならば1.1倍ですね
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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