ガイドが選ぶベスト5!
だから楽しいジブリ美術館
では最後に、常設展示の中から、ガイドが大好きな5つのポイントを公開しますね。この後ろ姿がたまらない「怪人ジブリブリ」 |
右の写真で、ポツンと座っている緑色の変なヤツ……。彼の名前は「怪人ジブリブリ」。映画制作スタッフの仕事がはかどらないとき、その冷や汗・あぶら汗をしたって出現するという、まさに「怪人」。肩にのられると、頭痛・肩こり・腰痛がひどくなり気分はド~~ンと暗くなるそうです。恐るべし「ジブリブリ」!
でも、ガイドは何が好きって「怪人ジブリブリ」が大好きなんです(なんだか、人事に思えなくて……)。どこにいるか、探してみてくださいね。
「土星座」。美術館入口で引きかえる入場券で映画鑑賞できます |
「土星座」とは、美術館内にある小さな映画館です。ここでは、ジブリ・オリジナルの短編アニメーションを上映。これがまた、おもしろいんです。ほかでは見られないラインナップ。2008年8月までの上映スケジュールは次のとおりです。9月以降はジブリ美術館のHPで。
5月24日~6月30日『めいとこねこバス』(約14分)
7月2~31日『水グモもんもん』(約15分)
8月1~31日『やどさがし』(約12分)
「これは、あの場面だ」などと考えながら…… |
スケッチやイメージ画
アニメーションを作る過程では、膨大な量のスケッチやイメージ画が描かれます。そのほんの一部が壁一面に貼ってあるんです。そこには、映画で見たあのシーンの元となった絵があちこちに……。その1枚1枚をじっくりと見ていると、制作スタッフの“アツイ思い”が伝わってきます。
ステンドグラスに『千と千尋の神隠し』でおなじみの面々が |
ジブリ美術館にはステンドグラスがたくさんあります。最初は何気なく見ていたのですが、よく見ると、そこにはトトロやキキ、カオナシたちがいたりします。館内のさまざまな場所にあるので、歩いているときに、よ~く注意して観察してみてください。
今回のガイドの新発見。さぁて、この靴、誰の靴? |
何度か訪れているので、もう新発見はないだろう、と思っていたら、今回の取材でも、ひとつ見つけました。「ああ、このステンドグラスの絵は……」。でも、それが何なのかなどの情報は、あえて書かないことにします。だって「迷子になろうよ、いっしょに。」がジブリ美術館のテーマ。美術館内を順路なんか考えずに、いろんなものを探しながら歩き回る。これが、一番楽しめる方法なのです。
「ネコバスルーム」。ここで遊べるのは小学生以下の子どもだけです |
【問合せ】0570-055777
(ごあんないダイヤル)
【所在地】東京都三鷹市下連雀1-1-83
【行き方】最寄り駅はJR中央線・総武線「三鷹駅」とJR中央線・総武線、京王井の頭線「吉祥寺駅」から徒歩各15分。詳しくはこちら
【開館時間】10~18時
(カフェは11~19時)
【定休日】火曜(ほかに長期休館あり)
【チケット】料金は1000円で日時指定の事前予約制。美術館窓口での当日券販売はないので注意。詳しい予約方法はこちら
©Museo d'Arte Ghibli
2008年夏は、ジブリ映画の最新作『崖の上のポニョ』が7月19日より公開予定。加えて、三鷹の森ジブリ美術館配給の映画『チェブラーシカ』も同じ7月19日より公開されます。さらに、池袋のサンシャインシティでは2008年7月17~30日「崖の上のポニョ」展、東京都現代美術館では2008年7月26日~9月28日に「スタジオジブリ・レイアウト展」と、ジブリ関連の話題やイベントが目白押し。やはり、今年の夏はジブリから目が離せませんよ!