ほんと、広くなっちゃったので、マップや案内ボードが欠かせなくなりました |
アウトレットオープンで一変したリゾート地、軽井沢。
朝は“ASANOYA”のパンをかじり、昼は木立の中をサイクリングしたり、プリンスホテルでテニスや“72”でゴルフに興じ。そして夜はお庭でバーベキュー…。と、幼少頃から夏休みを軽井沢で過ごすことを常としている別荘族が言います。
「かつて軽井沢で広い場所といえばテニスコートくらいなもので、JR軽井沢の駅前でさえ車が数台停まればロータリーは満杯という状況。駅南側にプリンスホテルはありましたが、南口ができるだけならまだしも新幹線が開通し、アウトレットができようとは夢にも思いませんでした……」。
確かに軽井沢は歴史ある、日本を代表するリゾート地ですが、テニスブームが去った後は別荘を持っている人かプリンスホテルの常連客くらいしかその楽しみを知らない場所となっていました。そんな状況が9年前(1995年)に一変。軽井沢の人と流れはがらりと変わったのです。
ウォッチャーが語る軽井沢プリンスショッピングプラザ史。
その立役者が言わずもがな、「軽井沢プリンスショッピングプラザ」。最初にオープンした「ウエスト」はファッションからリビング、雑貨、軽井沢みやげまで揃い、純粋なアウトレットモールではなかったのですが、観光客から別荘族、地元住民に至るまでとにかく人が集まってきました。おかげでシーズン中のプリンス通りは大渋滞。プリンスホテルの駐車場からは車があふれ、仕方なく宿泊客用駐車場に留めるためにホテルに宿泊したり、私などはオフシーズンに回避しましたね。
そんな努力も空しくしたのは、当の軽井沢プリンスショッピングプラザ自身。スポーツ&スポーツのトップブランドがつらなる「イースト」、海外デザイナーブランドがセレクトされた「ニューウエスト」と、モールはどんどん拡張の一途。ショップばかりでなく、アイマックスシアターやレジャー施設も増設。その結果、軽井沢にシーズンオフがなくなってしまいました。新幹線との立体交差も度重なる駐車場拡張も追いつかず、夏でもないのに土日ともなれば軽井沢に観光客があふれるようになったのです。
ゴルフ場、池などに囲まれ、心地のよい風が流れてます |
そして去る4月28日、軽井沢プリンスショッピングプラザに“スタイリッシュ&オリジナリティ”をコンセプトにした「ニューイースト」が誕生。オープン直後のゴールデンウィークは、のべ50万人が訪れる大盛況。はっきり言って、夏シーズンに行くのが怖い! と思っている人も少なくないはず。
とはいえ、夏といえば軽井沢、軽井沢といえば今やプリンスショッピングプラザ。別荘に滞在する人も、“つるや”だけ行けばいいってもんじゃありません。アウトレットに行かずして、軽井沢に行った気がしないというほど、今や名所の一つといっても過言ではありません。
ニューイースト誕生でショップ合計190店舗。
というわけで、私、いざニューイーストに行ってきました。そこでこんなうれしい発見がっ!
●発見1:駐車場&ゲートが増えてる!
広報の方いわく、総駐車台数は3,080台に大幅拡大。それに伴い、駐車場へのゲートも合計4ヶ所に増えました。プリンス通りから旧道への抜け道となっている南口駅前の通りには3ヶ所のゲートがあります。今後はウエスト方面、味の街、ニューイースト&イースト方面など、行きたいショップに近いゲートを選ぶというテクニックが求められます。
●発見2:軽井沢初“スタバ”がオープン!
ニューイーストに出店したショップの中で、ある意味で一番うれしいのが軽井沢では初出店となる「スターバックスコーヒー」。先日も渋滞を避けて早朝に東京を出発したため軽井沢に朝9時に到着したんですが、アウトレットのショップがオープンするまでここで一休み。オープンエアなエリアもあって、これからの季節は快適そう。
●発見3:人気ショップ、話題の店が目白押し!
ニューイーストに出店している店は「ビームスアウトレット」「シップスアウトレット」をはじめ人気の40店舗。そのうち36店舗がアウトレットショップで、「プーマアウトレット」「ラブラドール」「オークリー」など13店舗がアウトレット初出店。
この日は曇りでちょっと暗めですが、晴れたら明るい透過性のシェイドがついたニューイーストのモール内 |
軽井沢というリゾートにショッピングの楽しみをプラスした軽井沢プリンスショッピングプラザ。軽井沢に無くてはならない存在として、今夏も大賑わい間違いなしです。上手に利用して、“リゾート&ショッピング”をエンジョイしてくださいね~。
【関連情報】
軽井沢プリンスショッピングプラザ
住所/長野県北佐久郡軽井沢町軽井沢
アクセス/JR長野新幹線「軽井沢」駅南口直結、上信越道碓氷軽井沢ICから車で約15分
地図
営業時間/10:00~18:00(7月・10月は19:00まで、8月は21:00まで、9月は20:00まで)
定休日/ニューウエスト・ウエスト第1・3火、ニューイースト・イースト第2・4火 ※7~10月は無休。季節により臨時休業もあり。
電話/Tel. 0267-42-5211
【関連サイト】
◎All About Japan「テーマパーク・遊園地」ガイドサイト全国のアウトレット
◎長野の観光・旅行
※以上の記事・データは2004年6月の情報を基に書かれています。