冬にしか見られない星もある

冬の星座
カノープスの見つけ方。低いので海沿いだと船の明かりと見分けにくいかも。

もうひとつ、何の道具も要らないこの季節の見ものが、カノープス。これは全天でシリウスの次に明るい恒星だけど、南十字星と同様、南の空にあるので冬の夜にほんの少し顔を出すだけ。僕は、以前住んでいた横浜市内では、丘の上で何回か見たことがある程度だ。日本では福島県あたりがカノープスを見られる北限で、南に行くほど高度が上がるので見やすくなる。右にカノープスの探し方を描いてみたので、地平線近くまで晴れている夜はぜひチャレンジを。大ざっぱな場所はシリウスのずっと下方向だ。昔の中国ではこの星を「南極老人星」と呼んで、一目見ると長生きすると信じられていたそうだ。カノープスは元日で午前0時頃、2月初旬なら夜10時頃が一番高くなるので、そのあたりを狙って探そう。


週末、湯河原へ星見と温泉ドライブを


ドライブの場合、目的地が決まっていて、そこを目指すと言うことが多いけれど、星見なんかは実際ここじゃなくちゃダメ、なんてことはない。空が広くて、まわりに明かりがない場所であればいい。この時期は雪や凍結の心配があるから海辺のほうが安心だけど、本来は山の上の方がおすすめ。地図で良さそうな場所を見つけて、探検気分で行くのも楽しい。
星ヶ山への方向表示
湯河原町の美化センターからさらに登り、林道を横切る地点には星ヶ山への案内板がある


とはいうものの、それじゃがんばってね、で終わっちゃうとドライブガイドとしてはあまりにも不親切な気もするので、ひとつだけ僕の行きつけの場所を紹介しよう。いつも関東近郊ばっかりになってしまって申し訳ないのだけど、神奈川県湯河原。その名も星ヶ山だ。

ちょうど真鶴半島の根元あたりにあって、標高は800m程度。海の近くでもあるから、ほとんど雪の心配はない。行き方も比較的簡単だ。真鶴の旧道が新道と合流する手前、吉浜のバス停前にあるコンビニから山側の道に入り、ひたすら登っていく。途中、東海道線のガードをくぐってから、変形4差路があるけれど、これは湯河原CCの看板に従って斜め右方向へ。湯河原CCの入口を左に見たら、さらに急な坂道を一気に登り、湯河原町美化センターの手前で左折。さらに登ると林道を横切って、駐車場のような場所に出る。ここから、左に細い道を入っていく(一応舗装)と草原が広がり、湯河原の夜景が見下ろせるはず。途中に2個所ほどコンクリートの駐車スペースがあるので、ここにクルマを置こう。
星ヶ山の夜景
星ヶ山からの夜景。正面が真鶴半島、奥に見えるのは初島の灯。

この星ヶ山、確かに星を見るには最高なんだけど、なにせ本来観光地でも何でもないので、店どころかトイレさえないのが難点。麓で用を足してから行くしかない。ちなみに昼間は相模湾と伊豆大島の眺めが最高だから、明るいうちに下見をしておくといいかも。

ここへ行くなら、星見のあとは温泉が定番。湯河原から川一つ隔てた静岡県側にある伊豆湯河原温泉のオーシャンスパおおきじまが最終の入浴受け付け21時。もっと遅くなったなら、小田原お堀端 万葉の湯が終夜営業している。冷えた体をゆっくり温めてから帰ろう。
オーシャンスパおおきじま
星ヶ山への登り口、吉浜からはクルマで5分以内。水着で入る屋上バーデプールから星を見上げるのもいい。
小田原お堀端 万葉の湯
小田原駅の近くにある日帰り入浴施設。朝9時までやってる23時間営業。

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