2004年11月、台北市大直地区に大観覧車「摩天輪」ができ、週末には行列もできるほどの人気ぶり。台北の新しいランドマークとして注目を浴びている。東京・お台場の観覧車をはじめ、横浜みなとみらいの観覧車、東京・葛西臨海公園の観覧車、福岡の観覧車などなど、日本各地の観覧車は台湾でも有名で、訪れたいスポットとしても人気がある。観覧車に乗るレジャー(デート)やそこからの眺めに一種のあこがれがあった台湾の人たちにとって、台北にオープンした大観覧車はまさに話題なのだ。
この大観覧車は、「ミラマーエンターテイメントパーク(美樂華百樂園)」にある。ミラマーエンターテイメントパークは、ショッピングタウン、レストラン、レジャー施設、映画館などがある、台湾では新しいマルチコンプレックスタウンだ。大観覧車はここの目玉的存在で、新しい名所になりつつある。
約17分で1周
新しい台北のランドマーク |
高さ100m、直径70mというこの大観覧車は、約17分で1周する。日本製の観覧車でゴンドラは1基6人乗りで48基。夜間はイルミネーションも見られ、19時から15分ごとに「天の樂」「地の彩」「風の舞」の3テーマで、1回につき5~7分ほどのショーを楽しむことができる。
休日は15分~30分ほどの待ち時間もあり、合い席もあり得るそうだが、22時以降は合い席はない。22時以降は「星光時段」としてカップル限定時間帯のようなものを設けているからご心配なく。
今のところ、カップルも多いが、家族連れ、おじさん同士、おばさん同士なんて組み合わせも。観光名所に一度行ってみようか、という人がほとんどで、台湾在住の外国人もちらほら。
乗車待ちの列。この日は年末(2004年の年末)の平日15時頃。
チケット売り場は本館5F、メリーゴーランド(回転木馬)の横にある。休日にはチケットを買う列もできるほど。
22時以降は合い席なし、という但し書きが。
眺めはどう?
曇りだとこんな感じ |
観覧車からの眺めは、真南に位置する101(世界最高層ビル)をはじめ、西側の圓山大飯店、飛行機の離陸が楽しい松山空港、新光三越台北駅前ビル、基隆河、象山など、ビューは開けていて気持ちがいい。眼下には、建設中のマンションや町並みがあり、台北の人の生活を上から見ることができる。
観覧車は遠くからもすぐにわかる。観覧車の周辺は、「大直再開発地区」と呼ばれる場所で、まだ工事中の区域なだけに、観覧車が台北の新しいランドマークとして目立っているのは当然か(写真は圓山大飯店の客室から撮影したもの)。
オススメは、夜、観覧車が見えるレストランからの眺め。観覧車に乗る前に、観覧車のイルミネーションを見ながら食事をして、22時を過ぎたらゆっくりと観覧車に乗ってデートできるのだ。観覧車の見える場所にあるレストランは、現地でチェックしてみて。