週末だけ開催の市場で台湾の生活を感じてみよう
建國假日花市・玉市の基本データ 場所:建國南路一段(仁愛路と信義路の間)の高架下 毎週土曜、日曜開催(9時頃~18時頃) MRT大安駅から徒歩12分 タクシーなら「建國南路-仁愛路 路口」と書いて見せる。 |
台北市建國南路高架下の週末は本当にアツイ! 毎週土曜日曜、このエリアでは「花市」と「玉市」が開かれます。建國南路と交差する仁愛路から南側にあるのが「花市」、北側が「玉市」となっています。
高架下だから雨天でも晴天でもぶらぶら歩けるのが嬉しい市場です。午前中はあまり活気がありませんが、午後から夕方にかけての人出はものすごく、押すな押すなの大盛況。午前中は空いているけれど、開いている露店もちょっと少なめ。混雑時はスリやひったくりに十分ご注意を! まずは花市からご案内しましょう。
<花市(建國假日花市:建國休日花市)>
花市とは、花卉や鉢植え、苗木の露店が集中しており、マンションに暮らす台湾の人々のベランダや室内を飾るための植物が廉価で売られています。中でも人気なのが、蘭の鉢植えや盆栽、開運竹です。日本や海外からの旅行者にとって鉢植えや苗木の持ち出しは検疫があるため面倒、購入はお勧めしませんが眺めているだけで華やいできます。特に蘭の種類も多く、鮮やかな花の色が放つ南国ムードが魅力的です。
開運竹は購入して持ち出すこともできる(根もなく、土壌も付いていない)ので、自分用に、お土産にと人気なのです。なんたって、開運竹は水に差しておくだけで葉がのびるという、なんとも楽な植物ですし、滅多に枯れないことから繁栄や繁盛、ひいては幸運や開運を願うときに飾るという縁起物。日本で買うよりもこういった市場で買うと本当に安いのです。市中の生花店よりもこちらの市場の方が安いし長さの種類も豊富です。
左の写真のように、整えられた竹だと500元(約2000円)以上だったりします。右の写真の竹は、私がこの花市で購入したもの。長さ15cm×10本を30元で購入しました(約120円)。まだ葉が出ておらず棒状のものが売られていたり、すでに葉が伸びたものも売られています。長さが不揃いの竹だったりすると、さらに値引かれて売られているたりと掘り出し物にも出会えます。この竹は水さえ切らさなければスクスクと葉を茂らせてくれます。冬でもこの状態でOK。楽チンであります。
花市では、盆栽用の鉢や水盤といった花器、竹製のかごなども充実しているので、花以外の買い物でも楽しめます。
最近は、台北市郊外の大湖地区でも同様の花市が開かれて、こちらも品揃えと安さで人気なのですが、アクセスがよいとはいえない場所。短期間の旅行や交通手段の限られた居住者なら、建國南路の花市が便利です。また、高架を出て建國南路沿いを歩くと、骨董品や美術品の常設店が軒を並べているので、こちらを眺めても目の保養、知識の肥やしになるでしょう。
建國假日花市の公式サイト(中国語ページ:閲覧には繁体字フォントが必要)
では、玉市は次のページで。
◆玉市に行く