どこに泊まろう? 旅で得られる満足感はホテル選びからして重要になってくる。納得のいく宿泊施設だからこそ旅の楽しみも増すはず、そう私は考る。
そこで、実際に宿泊してみた台北市内にあるステキなホテルの泊まり歩き記第2弾をお届け。
今回は【台北西華飯店(THE SHERWOOD TAIPEI)】を。
(前回(2002年8月22日付)は【台北商旅(les suites taipei)-慶城館】)
シャーウッドといえば、台北に数少ない本格的な高級ホテル。世界各国のVIPに利用され、また欧米人の宿泊客が6割を占めて今でも主流。日本人の団体観光客は受け入れておらず、個人客しか宿泊しないので館内も落ち着いている。
館内はオーナーが集めた絵画や美術品などが飾られており、ちょっとした美術館のようで、愛好家にはたまらないようだ(総支配人は台湾人、支配人はドイツ人)。
客室はゆったりとした空間が演出され、ベージュ系の色で統一されているのでくつろげる。ベッドは大きくて快適な堅さ、いつまでも寝ていられる。
オフィス街に建つから窓からの眺望はビルが中心。しかし窓が大きいから採光はばっちりで、撮影にも困らない明るさ。
そうそう、シャーウッドの特徴は、どの部屋のバスルームもシャワールームとバスタブが別々になっていること。広いバスルームだから使い勝手も非常に心地よい。私はこのバスルームが気に入っている。
ビジネス客を意識して、全室にある文書机の引き出しには文具を常備、何かと便利なのだ。また、全室にはミニコンポが付いていて、買ってきたばかりのCDをかけたりとリラックスに一役かっている。(機能的な文書机、こんなにモノを広げても仕事ができた! が、この散らかし具合は我ながらどうかと思う…)
もちろん、各室にはADSLが引かれており、デスクだけでなくベッドの上でもPCを使えるようにベッド脇にもADSL用のジャックがあるのがこれまた嬉しい(ADSL用LANケーブルは部屋に常備)。
館内の施設も当然充実。ホテルから出たくない日は館内の施設を満喫するのもいい。たとえば、室内プール。光が降り注ぐ夏の午後なんて気持ちがいいし、冬でも温水だから寒くない。水着を持参しなくてもホテルで買えるから便利だ(プール利用は無料:6時~22時)。
それからSPA。こちらは去年オープンしたばかりで、東洋医学の観点から診断し(脈診)、アロマオイルなどでマッサージ。オーストラリア・メーカー「JURLIQUE(ジュリーク)」の商品を使用している。スタッフも親切で、疲れや緊張を上手に解きほぐしてくれる。宿泊客か会員のみの利用だから、プライベート感があってよけいにリラックスできる。エステのコース各種は別料金:各NT$3000前後)。他、サウナやスポーツジムもあり、無料で利用ができる。
レストランも、台北でも高級なイタリアンレストラン(1F)「トスカーナ」が人気で、朝食、昼食、アフタヌーンティー、ディナーと訪れる欧米人も多い。特にアフタヌーンティーのデザートはかなりのおいしさ。
このレストランのシェフが、毎月1~2回イタリア料理教室(英語:1回NT$1000前後)を開いているのでラッキーな場合は受講もできる。(開講日など詳細はホテルフロントに各自問い合わせを)
これは私のオススメだが、2Fにある「Henry's
Bar」のランチビュッフェ。NT$500で食べ放題のフレンチ&イタリアン(中華も少しあり)で、デザートも充実、コーヒーやアイスクリームまで付いてこの値段。客層も大人ばかりだから、静かにゆったりとランチを楽しめのがお気に入りでよく利用していた(このランチは平日のみ)。
夜はシガーバーになり、これまた大人の時間が提供されるのだ。ガハガハ系の下品な人はいない。
他にはチャイニーズレストラン(2F)「怡園」、地下1Fには気軽に利用できるビュッフェ式レストラン「B-One」がある。
なお、高級フレンチレストラン(2F)「Sherwood Grill」利用時には正装を。(トスカーナ、Henry's
Bar、怡園は短パン、サンダル、Tシャツでの入店は不可)
台北西華飯店(THE SHERWOOD TAIPEI)
台北市民生東路三段111号
(111, Ming Sheng E. Road, Sec. 3, Taipei, Taiwan, R.O.C.)
TEL:886 (02) 2718-1188/FAX:886 (02) 2713-0707
http://www.sherwood.com.tw/ (英語・中国語)
Email(英語か中国語):sherwood@sherwood.com.tw
部屋予約(英語か中国語):roomreserv@sherwood.com.tw
日本での予約先:ザ・リーディング・ホテルズ・オブ・ザ・ワールドTEL:0120-086-230
チェックイン:15時 / チェックアウト:12時
言語:中国語、台湾語、英語、日本語、フランス語
クレジットカード:各種利用可能
空港送迎サービスあり(メルセデス1台:1500元前後)
<アクセス>
●中正国際空港から:「長航通運バス(135元)」で「興安國宅(復興北路口)」下車、徒歩3分
バスの路線図はこちら↓
http://www.evtc.com.tw/airportbus-main-1.htm
●中正国際空港へ:「長航通運バス(135元:降車時に支払い)」で「興安國宅(復興北路口)」から乗車
長航通運バスは20分間隔で運行、所要時間約50分。
●最寄り駅:MRT(捷運)木柵線中山國中駅から徒歩8分
●最寄りのバス停:ホテルの両脇にあり。625(台北駅行き)、518(MRT雙連駅経由迪化街付近行き)、63(行天宮経由)、277(行天宮経由士林夜市方面)、12(西門町方面)、612(行天宮経由天母方面)が止まる
価 格 表 ※ 基本的にキングサイズベッドなので、2名(=ベッド2つ必要の場合)の予約は「Twin Bed Room」もしくは「雙床」とはっきり告げること。
・エキストラベッド1台につきプラスNT$1,200
・別途10%のサービス料がかかる ・支払いは台湾元(現金)か、各種クレジットカードで ・価格は2002年1月現在発表のもの(変動あり) ・ディスカウントなどは、予約時に各自確認を |