台湾での偽札トラブル
お札に刷られたホログラムも判別の手がかりになる
日本人が実際に遭った偽札トラブル
台湾交流協会の発表によりますと、2009年12月、在留邦人に偽札トラブルが発生。その概要は以下のようなものでした。ある日本人がタクシーから降車する際に支払った100台湾元札を、運転手は室内灯にかざし確認。「このお札には透かしがないから偽札だ」と言い、その紙幣を受け取りませんでした。
運転手は「念のために1,000台湾元札も確認してあげよう」といって、その日本人客から1,000元札を預かり、そして「これは大丈夫だ」と言ってそのお札を返却。翌日確認したところ、100台湾元札も1,000台湾元札も偽札であることが判明したのです。
その偽札は明るいところで確認すれば一目で偽札と確認できるほどの作りだったようですが、薄暗い車内ではそれが確認できなかったのです。
偽札に関しては車内ですり替えられた可能性が高いと思われますが、もともと持っていたお札が偽札であった可能性もあり、断言できないというのが台湾交流協会台北事務所の見解です。
偽札をつかまされないために
大きな100と小さな100の間に透かし(中国語で水印)がある
旅行者でも確認できる偽札のポイントは、
- 表面の左側、上下に金額が書いてあるその中間に植物の透かし(1,000台湾元札なら菊、100台湾元札なら梅)があるかどうか
- お札に縦のホログラムが入っているかどうか。100台湾元なら表面の左側、上下に金額が書いてあるその右横にあり、500台湾元と1000台湾元札なら右側にある。ホログラムの中にお札の金額が印刷されている。