台湾

台湾・台北の雨の日の過ごし方!おすすめ観光地や服装

雨季も長く、年間を通して雨の日の多い台湾。旅行の日程の転機予報が雨……ということもあるでしょう。そこで雨が降っても楽しめる観光スポットや雨の日の服装・靴、カッパや折り畳み傘など旅行にあると便利な持ち物などを紹介します。特に人気のある「九フン」や「士林夜市」での雨の日の過ごし方も解説。せっかくの旅行、雨が降っても満喫しちゃいましょう!

金川 彩子

執筆者:金川 彩子

台湾ガイド

台湾の雨季はいつ?

台湾undefined雨の日undefined過ごし方

台湾旅行の日に雨が降ったらどうする?

台湾は5月からは雨季に入り、その後7月~10月上旬頃まで台風のシーズンとなります。台湾で一番雨の降る6月の降水量は322mmで、東京の約2倍。雨季では突然のゲリラ豪雨も多く、日本の小粒のシトシトと降る雨と異なり、バケツをひっくり返したような激しい雨に見舞われることも珍しくありません。台湾旅行のベストシーズンは、3月~4月と10月中旬~11月ですが、台湾は日本に比べて年間を通して降水量が多いので、雨季以外でも雨の降る確率は高いと思っておくとよいでしょう。

雨にそなえて持っていくべきもの

◆折りたたみ傘
突然土砂降りに見舞われることが多いので、台湾にいるときはいつでも折りたたみ傘を持ち歩きましょう。また4月以降は日差しが強くなってくるので日傘も手放せません。雨晴れ兼表の折りたたみ傘を一本持っていると便利です。日傘を持たなければ帽子を忘れずに。

◆カッパ
旅行中にレンタル自転車「Youbike」に乗りたい方はカッパを用意しておくと便利でしょう。台湾のコンビニや日用品店でも購入が可能です。ですが実際の台湾の土砂降りは、カッパを着ても外を一日中出歩くのは難しいほどのもので、カッパを着ているのは主にバイク通勤者に見られるぐらいです。

◆日焼け止め
雨でも紫外線は非常に強いので、台湾において日焼け止めが必須です。万が一忘れてしまった場合でも、街中の至るところにあるドラッグストアで日本製の日焼け止めを購入することができます。荷物を増やしたくない方は現地で調達もOK。

◆雨の日におすすめの服装

この時期雨に濡れるだけでなく、湿度がとても高く蒸し暑いので、通気性のいい服を着ることをおすすめします。たとえば速乾性の高い生地のTシャツなどがいいでしょう。

また雨のときは、歩いていると雨水も跳ね返ってくるので白いパンツやロングスカートは控えましょう。台湾の女性は夏になるとショートパンツを履いています。日本人にとって生足を見せて歩くことに抵抗はあるかもしれませんが、ストッキングが濡れてしまうと不快感も増すので、足元を拭きやすいように素足にサンダルのスタイルがおすすめです。布地の靴など水を吸収しやすいものはNG。ガイドは、スコールに見舞われると太刀打ちできないとわかっているので、その時期は素足に長時間歩いても疲れない履きなれたサンダルを履き、濡れたら足元を拭けるようにタオルを持ち歩いています。

一方、建物の中や交通機関はどこも冷房が効いています。少し暖かくなる冬でも冷房をつけるほど。そこで荷物にならないカーディガンやストールを持ち歩くことも忘れずに。また、高級店でもラフな格好で行ってしまうところが台湾人で、特に日本人の服装であれば入店に問題のないところがほとんどなので、身なりにあまり神経を使うことはありません。

雨の日におすすめの観光スポット

■ショッピング
・台北駅地下街&台北駅直結デパート「Qsquare」
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台北駅地下街


台北駅の地下は長いショッピング街になっていて、南側のZ區、北側のY區、それをつなぐK區の3つに分かれています。Z區、Y區はプチプラの雑貨や洋服、中華風小物やサブカルのお店がずらりと並び、Y區はその距離1キロに及びます。K區は比較的新しく、誠品書店やカフェの立ち並ぶおしゃれなエリアです。

また「Qsquare」はメイドイン台湾ブランドも多く見つかる洗練されたショッピングデパートで、Y區にある出口Y3から直結しており、台北駅地下街と一緒にショッピングするのもおすすめです。

雨の日はデパートで過ごすとよいでしょう。信義区にある「台北101」ももちろんよいですが、展望台からの景色は期待できません。雨除けができてショッピングスポットも多くあり、立地のいい台北駅周辺はおすすめです。

台北駅地下街
アクセス:MRT台北駅から直結
住所:台北駅地下
営業時間:おおよそ11:00~21:00(店舗によって異なる)
年中無休(店舗によって異なる)

Qsquare
アクセス:MRT台北駅から直結
住所:台北市承徳路一段一號
電話番号:02-2182-8888
営業時間:平日、日曜 11:00~21:30
金曜、土曜 11:00~22:00
http://www.qsquare.com.tw

・大型スーパー「家樂福(カルフール)」
carrefoul

カルフール


台湾人だけでなく、各国の観光客に人気の大型スーパー。西門駅と小南駅との間にある桂林店は、駅からのアクセスは少々悪いですが24時間営業しています。二階建ての広い売り場を隅々まで見ているとあっという間に時間が経ってしまいます。雨の日はここで先にばらまき土産を調達してしまうのもいいでしょう。

家楽福桂林店
アクセス:MRT西門駅、小南門駅から徒歩5分
住所:台北市萬華區桂林路1號
営業時間:24時間営業
年中無休
https://www.carrefour.com.tw

・五分埔服飾廣場
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五分埔服飾廣場


台北にある洋服問屋街。屋外だけでなく、アーケード下にも洋服問屋がところ狭しと並んでいます。天候に関わらず、すべてのお店をくまなく見るにはほぼ不可能な広さなので、雨の日はアーケード下にあるお店に絞ってショッピングするのもおすすめです。ものすごい数の洋服があるので、女子なら行って後悔することはないでしょう。

五分埔服飾廣場
アクセス:MRT後山▲(※▲は土偏に「卑」)駅から徒歩3分
住所:台湾台北信義区永吉路
営業時間:おおよそ13:00~23:00
年中無休

■占い&SPA・温泉
・占い横丁
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占い横丁


行天宮のすぐ横にある占い横丁は地下道にあるので濡れることはありません。日本語で占ってくれる先生も多くいます。米粒占いなど台湾ならではの占いも体験できます。地下街だけでなく、行天宮の周りには占いのお店が立ち並んでいます。占い横丁は混んでいることもあるので、並ぶのを避けたい方は付近にある直感で気に入ったお店に入ってみるのもよいでしょう。台湾のお店の立ち並ぶところでは雨除けのあることが多いので、練り歩いても濡れる心配はありません。

占い横丁
アクセス:MRT行天宮駅から徒歩3分
住所:台北市恩主公地下道西1-62號
営業時間:10:00~19:00(ブースによって異なる)

・北投温泉「水美温泉会館」
思いたったら足を運べる距離にある北投温泉。中でもおすすめは新北投駅からすぐのところにある「水美温泉会館」。こちらは客室もありますが、日帰り温泉での利用も可能。脱衣室にはドライヤー、メイク落とし、化粧水などそろっているので手ぶらで出向けるのもうれしいところ。大浴場とプライベートバスがあり、台湾の温泉は水着の着用を求められるところも多いですが、こちらはどちらのタイプの温泉も日本と同じく裸で入浴することができます。また、SPAやエステのサービスを受けられる施設も併設。

水美温泉会館
アクセス:MRT北投駅から徒歩3分
住所:台北市北投区光明路224号
営業時間:日曜~金曜9:00~23:00
土曜12:00~23:00
http://www.sweetme.com.tw/jp/

■歴史探索
・故宮博物院
hakusai

故宮博物院


言わずと知れた台湾を代表する博物館。芸術に精通していなくても、翡翠でできた有名な白菜と角煮の展示品をはじめ、一流品がそろうので退屈することはありません。またあまり知られてしませんが、院内には雰囲気がよく、リーズナブルなレストランやカフェもあるので、そこでゆったりと過ごすのもいいでしょう。

故宮博物院
アクセス:MRT士林駅からバス
住所:台北市至善路二段221號
電話番号: 02-2881-2021
営業時間: 平日、日曜 8:30~18:30
金曜、土曜 18:30~21:00

・お寺の参拝について

台北市内には龍山寺をはじめとする歴史あるお寺がいくつかあります。雨除けのあるところも多いですが、片手に傘、片手に線香を持ってお参りするのはたいへんなので別の日に訪ねるとよいでしょう。

人気観光スポット「九フン」「士林夜市」は雨の日でもOK?

・九フン 

台湾undefined雨の日undefined過ごし方

 

人気の観光地九フンですが、山間部にあるので通年を通して天候の変化が激しく、雨季にかかわらず、雨に降られることのほうが多い場所です。そこで当日の朝に天気予報をチェックして天気が安定しそうだったら、また天気予報は当たらないことも多いので空が青ければ、その足で九フン行きを決めるというのも一つの策です。雨だと綺麗な景色を見下ろせず残念ですが、ショッピングストリートにはトタン屋根がついているので大きく濡れることはありませんし、雨の日はノスタルジックな街並みを楽しむことができます。晴れていたらラッキーという感覚で行ってみるといいでしょう。

九フン
アクセス:台湾鉄道瑞芳駅からバス、MRT忠孝復興駅からバス
住所:新北市瑞芳区九フン

・士林夜市
台湾undefined雨の日undefined過ごし方

 

雨の降ることの多い台湾ですから、台湾人は雨に慣れており、横殴りの雨でなければ、通常通りやっている夜市がほとんどです。人気の士林夜市は食べ物屋台の他に、常設店も多いので天候に寄らず楽しむことができます。また「地下美食區」というビルの地下に食べ物屋台がずらりと並んでいるので、天候に関わらず夜市を満喫することができます。

士林夜市
アクセス:MRT劍潭駅から徒歩1分
営業時間:おおよそ17:00~0:00(店舗によって異なる)
年中無休(店舗によって異なる)
おすすめ記事:士林夜市の楽しみ方&おすすめグルメ7選

以上いかがでしたか?台湾人は雨に慣れているので、ちょっとの雨では店じまいをしたりすることはなく、通常通り営業しています。また、雨が多く日差しの強い国なので、地下街が発達していたり、地上を歩くにしても日差しを設けた構造のビルが多いので、思っている以上に歩きやすくなっています。それに雨が降っても楽しめるスポットはたくさんありますので、気持ちは晴れに台北散策を楽しまれてくださいね!
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※海外を訪れる際には最新情報の入手に努め、「外務省 海外安全ホームページ」を確認するなど、安全確保に十分注意を払ってください。

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