ロンドン/ロンドンの観光・エンターテインメント

『ノッティングヒルの恋人』ロケ地をお散歩(2ページ目)

映画のロケ地を巡るお散歩コース、第2弾は『ノッティングヒルの恋人』です。活気あふれるマーケットと閑静な高級住宅街。一見反対のキャラクターを持つこの街の魅力に迫ります!

朝霧 まや

執筆者:朝霧 まや

イギリスガイド

『ノッティングヒルの恋人』恋物語のスタートはココから

実際は、アンティークやさんですアナとウィリアムが初めて出会ったのは、ウィリアムの経営する本屋「トラベル・ブック・カンパニー(Travel Book Company)」。この本屋さんとして使われたのが、Gong(ゴング)という名前の、アンティーク家具やさんです。アジアンテイストの家具を扱っています。

なお、映画に登場した本屋のモデルとなった本屋さんが、The Travel Bookshop(ザ・トラベル・ブックショップ)。Gongから歩いてスグなので、ついでに立ち寄ってみてはいかが?ウェブサイトでお店の内部も見られますよ。

<DATA>
ゴング(Gong)
所在地:142 Portobello Road, London W11 2DZ 地図

ザ・トラベル・ブックショップ(The Travel Bookshop)
所在地:13-15 Blenheim Crescent, London W11 2EE 地図
ウェブサイト:http://www.thetravelbookshop.co.uk/


ウィリアムとアナがぶつかった、「運命の曲がり角」

ここでオレンジジュースをぶちまけてしまって……ウィリアムの本屋さんから、ポートベロー・ロードを北上して、ウェストボーンパーク・ロードと交わる交差点。ここが、ジュースを持ったウィリアムがアナとぶつかってしまった「運命の曲がり角」です。ウィリアムがアナにオレンジジュースをかけてしまったことがキッカケで、アナはウィリアムの家に行くことに……。

この角にある、チェーンのコーヒーショップ「コーヒー・リパブリック(Coffee Republic)」は、イギリスのコーヒーチェーン店の先駆者的存在。第1号店は1995年にオープンしました。今ではロンドンのあちこちに見かける便利なショップです。サクサクのトーストサンドがオススメですよ。

<DATA>
コーヒー・リパブリック(Coffee Republic)
所在地: 214 Portobello Road, London W11 1LA 地図


ウィリアムの家、あの「青いドア」はココ!

左端の黒いドアが、ウィリアムの自宅。ぶつかった曲がり角からは、目と鼻の先アナにジュースをかけてしまったお詫びに、「うちで着替えて」と誘ったウィリアム。映画の中でも、「すぐそこだから」と言っていますが、実際に行ってみると、本当にあの曲がり角からは目と鼻の先でした。

Gong
Coffee Republic
blue door
Portobello Star
ドアの近影。落書きと戦った痕跡が……
映画の中では青いドアに青い支柱でしたが、現在は黒いドアに白い支柱に変わっています。ドアに書いてある番地も、かなーり控えめ。でも、交差点からはスグなので見逃す心配はありません。

この青いドアの家は、もともとこの映画の脚本家リチャード・カーティスの自宅だったのですが、撮影直後に売却されました。(ちなみにそのお値段は……130万ポンド。当時のレートでは2億6000万円ほどだったそうです!)

映画が公開されてからは、ここを訪れる人が後をたたず、落書きなどのイタズラに困った家主さん、オークションでドアを売ってしまったそうです。確かによく見てみると、周りの壁には何度も塗りなおした跡がありました。

<DATA>
青いドアの家(The blue door)
所在地:280 Westbourne Park Road London W11 1EH 地図

>>さて、次のページでは、ノッティング・ヒルのもうひとつの顔、ロンドンでも有数の高級住宅街を覗いてみましょう。
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