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王室御用達 チーズ職人のこだわりを感じる専門店(2ページ目)

小規模な農場でとれる吟味されたミルクのみを使用し、手作業で丹念に造られた職人のチーズのみを扱う、イギリスの王室御用達のお店をご紹介します。

執筆者:平良 淳


人気のイギリス産チーズに挑戦

royal warranty cheese
礼儀正しくて非常に親切に応対してくれるスタッフ
今回は、数あるチーズの中から、イギリスのチーズを数種類、味見してみました。まずは、世界三大ブルーチーズとしてフランスのロックフォール、イタリアのゴルゴンゾーラと並び称される、イギリスのスティルトン。このお店には何種類かのスティルトンがありますが最近人気があるのは、イギリスのチーズフェスティバルで金賞を取ったこともあるクロップウェルビショップ農場のオルガニック・スティルトン (100g、1.77ポンド) です。ブルーチーズは苦手という人でもこのスティルトンなら大丈夫。ブルーチーズ独特の臭みや酸味がほとんどなく、非常にまろやかでクリーミーな味わいです。特にフルボディーのボルドーなどと相性が素晴らしい。

次に試してみたのが、羊のミルクのチーズ。日本ではあまり馴染みはありませんが、羊のミルクのチーズは今、イギリスのグルメたちに人気が高いのです。中でもイギリスのバークスウェルという農場のチーズ (100g、2.85ポンド) は、キャラメルのようなほのかな甘味とナッツ感覚の味わい、そしてポリポリとした食感が絶妙です。私のお気に入りの一つです。

最後にイギリスで最も一般的で日本でも有名なチェダーチーズ。四角く切られたスーパーのチェダーを見慣れた日本人にとって、この円盤状のチーズを直接カットして販売している光景を見るとやはり本格的と思いますね。チェダーチーズの本家本元のサマセット州チェダーの町には大きく分けて 3 つの老舗の農場がありますが、中でもモンゴメリーのチーズはこの店の一番人気の商品です。18 か月熟成させたマチュアチェダーチーズ・モンゴメリー (100g、1.99 ポンド) は非常にこくがあり、ストロングなチーズでありながらも、スムーズでまろやかな味わいが特徴です。ライト感覚の赤ワインと相性がぴったりです。モンゴメリーも 2004 年のイギリスのチーズフェスティバルで金賞に輝いています。

チーズ以外のものでは、無農薬栽培の小麦を使用したビスケット、小さなファームで作られたホームメイド感覚のジャム、蜂蜜、マスタードなどもあります。

Paxton & Whitfield
93 Jermyn Street, London SW1Y 6JE
Tel : 020-7930-0259
営業時間 : 月~金 9:30-18:00, 土曜 9:00-17:30, 日曜 休日
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