香港/香港のグルメ・レストラン

香港で出会うヘルシーな“客家”料理とは?(2ページ目)

要塞のような独特の住居に暮らすことで知られる中国の民族、“客家”(ハッカ)。食においても独自の文化を築いてきた彼らの料理を味わえるレストランが、このたび香港・ランカイフォンにオープンしました。

執筆者:金澤 典子

ヘルシーで滋味深い!
めずらしい海鮮料理も


数あるメニューのなかから、ウェンディさんがいくつかおすすめメニューを教えてくれました。
「千切りダイコンの蒸し団子」は、ダイコンを細かく切り、もち米粉を加え団子状にして蒸したもの。シャキシャキとした歯ごたえと、もっちりとしたもち米の味わいが混ざりあい絶妙な食感。あっさりしているので、前菜にもピッタリです。また、「鶏の塩焼き」は、鶏肉の周りに塩をしきつめ、オーブンで蒸し焼きにしたもの。淡白な鶏肉に塩加減がちょうどよく、お酒にも合いそうな料理です。
料理
(写真左)見た目も涼やかな「千切りダイコンの蒸し団子」(HK$42)。独特の食感がやみつきになりそう/(写真右)あっさり塩味で思わず箸が進む「鶏の塩焼き」(半分HK$108 ※1日前に予約が必要)



客家ではあまり見られないのが海鮮料理ですが、『客家爺爺』ではオリジナルのレシピが存在します。蒸しエビに、客家独自の酒粕のソースをかけたものがそれ。めずらしいメニューですので、ぜひ一品料理にオーダーしてみては? このほか「手作り魚すり身団子入りスープ」(HK$115)や、白米&赤米のチャーハン(HK$90)なども味わってみたいところです。
料理
「キュウリと海老の酒粕ソースがけ」($138)。あっさりした味付けが物足りないという方には、こうしたオリジナルメニューもオススメ。



本場の客家も訪れる
懐かしい伝統の味


昼はランチセット(HK$88)もあり、スープ+主菜+赤米・白米のミックスご飯に、デザートと客家茶などがついたヘルシーで盛りだくさんな内容。ランチでも、客家料理の魅力を充分味わうことができるでしょう。

「客家出身のお客様も多いですよ。以前、若い世代の人がご飯を食べに来られたのですが、後日またご両親を連れていらしたんです。そのとき、客家出身のご両親から懐かしいと言っていただきました」と語るウェンディさん。本場の人も認める客家料理は、一度味わってみたいもの。なかなかお目にかかれない料理ですので、ぜひ香港に来たら立ち寄ってみてはいかがですか?


※HK$ 1=14.66円(2007年8月20日現在)
 
『客家爺爺』(HAKKA YE YE)
アクセス:地下鉄セントラル駅から徒歩10分[MAP]
住所:2/F., Parekh House, 63 Wyndham St., Central
営業時間:12:00~15:00、18:30~23:00
TEL:852-2537-7060


【関連リンク】
  • 香港美食レストラン/飲茶/私房菜


  • 『客家爺爺』のアクセスMAPはこちら!
    • 前のページへ
    • 1
    • 2
    • 3
    • 次のページへ

    あわせて読みたい

    あなたにオススメ

      表示について

      カテゴリー一覧

      All Aboutサービス・メディア

      All About公式SNS
      日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
      公式SNS一覧
      © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます