ランカイフォンに
客家料理の店が登場!
城壁に囲まれ、まるで要塞のようなたたずまいの“客家”の住居。香港では、新界地区にいくつかの集落が残っています |
煙管をくわえた老人が描かれたお店のプレート。ちなみに“爺爺”は「祖父」の意 |
客家の子孫による
モダンな客家料理の店
この店のオーナーは、ウェンディ・チョンさん。実は彼女の祖父が客家人で、ずいぶん前に九龍城で客家料理の店を開いていたのだとか。そんなこともあって、孫であるウェンディさんが祖父の意志を引き継ぎ、新たに客家の店をオープンさせたというわけです。建物の2階にあるこのお店、店内は客家の村落を写した写真などが飾られ、ムードも満点。タイシルクの椅子や木のテーブルなどが、モダンな雰囲気を醸し出しています。
店内は“客家”のイメージを残しながらも、モダンでスタイリッシュ |
客家の集落は山岳部にあるため、客家料理は鶏肉や豚肉をよく使い、油もほかの中国料理に比べると少ないのが特徴です。赤米などを使った、ヘルシーな料理が多いのも客家料理ならでは。
調理場を仕切るシェフは、香港の数少ない客家料理店のひとつ「章泉居」にいたシェフで、伝統的な客家料理を作るとともに、この店ならではのアレンジ料理も提案しています。
次ページではオススメメニューをご紹介します!>>