文章 : 岩野 睦(All About Japan「香港」前ガイド)

家政婦さんは香港を陰で支える大きな力!


香港経済を影で支える、外国人家政婦さん。夫婦両方が外で働く割合の高い家庭が多い香港では、家政婦さんが非常に多く雇われています。

外国人家政婦さんだけで、24万人。香港の人口700万人弱という数字と照らし合わせると、その数の多さがより実感できます。

市街地で見かける家政婦さんの休日

週休1日制という契約で雇われる家政婦さんの休日である日曜日。中環の香港上海銀行本店付近などは家政婦さんたちの憩いの場として変身します。

あまりに大人数が集っているので、ここが香港?と不思議な気分になられた方も多いのではないでしょうか?

どこの国の人が多いのでしょう?

家政婦さんは最低限2年以上の契約で、雇われてきます。出身国順に、フィリピンから15万人、インドネシアから7万7千人。

そしてタイやスリランカからと続きます。

香港人の英語力低下も関係しているのか?

現状では英語での意思疎通を中心になるフィリピン人の家政婦さんは減少傾向にあります。

以前はあまり注目されていなかった、広東語を理解することの多いインドネシア人の家政婦さんの割合が増え続けているそうです。

していい仕事としてはいけない仕事があるんです。

実は家政婦さんを雇うには様々な規定があります。たとえば、家政婦業務から逸脱する仕事をさせてはいけない、とか。

具体例を挙げると、家の車を洗車するのはありでも、送り迎えをすることは「運転手」になるからダメ。

あるいは、家が食堂を経営していて、そこの店内で働くことは「店員」になるからダメ…といった具合です。

雇う側も守らなければいけないルールがあります

雇う側も給料の支払能力があることを証明させられます。そして給料を毎月支払い、週に1日の休暇、そして年に14日の有給休暇を与える義務があります。

そして、住み込みで働いてもらわなければならない関係上、「適切」なスペースを居住空間として用意することなども、求められています。

そう、本国と行き来する航空券代も負担しなければなりません。

それではどういう条件で雇われているの?

実際は、家政婦さん紹介業者が多数存在する香港なので、この辺は業者任せに書類を作成する人々が多いそうです。

でも、実際家政婦さんたちは、どのくらいの条件で雇用されているのでしょうか?次ページでその実態を少し見てみます。