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チップとは?基本知識と相場や渡し方のマナー(3ページ目)

海外の旅先で悩むのがチップ。チップの英語表現や国ごとのチップの習慣のある・なし、妥当な金額、ホテルやレストラン、タクシーで渡すタイミング、スマートな渡し方やマナーなど、チップにまつわる基本的な知識をまとめました。

千葉 千枝子

執筆者:千葉 千枝子

旅行ガイド

エリア別事情1 北米圏はチップが必要

国や地域によってチップ事情は大きく異なります。それぞれの特徴をまとめました。さまざまなシーンでチップを支払う機会が多い北米圏。1ドル紙幣を多めに持ち歩くようにしましょう。

■アメリカ 

レストランやタクシーは10~15%程度。端数を切り上げて渡しましょう。ハワイなどリゾート地の高級ホテルやレストランでディナーをとる場合、20%程度を支払うことも。枕銭は1米ドル。そのほかのサービスでも1~2ドルを渡します。

■カナダ 
レストランやタクシーは10~15%程度ですが、チップがすでに含まれた請求書をテーブルに持ってくるケースもあるので、よく注意することです。枕銭は1カナダドル。

エリア別事情2 
欧州はユーロ圏であっても国ごとに若干違いがある

欧州の場合、ユーロ圏であっても国ごとにチップの習慣には違いがあります。ユーロ紙幣の最小単位は5ユーロですが、チップにするには大きな額なので、コインで用意します。できれば50ユーロセントを多めに持っていると役立ちます。また、ユーロ以外の通貨を使用している国に旅行する場合、チップは、その国の通貨で支払うように心がけましょう。

■ドイツ 
レストランでは料金の5~10%程度をチップとして支払います。タクシーは10%。高級ホテルのポーターへは荷物1個につき1ユーロ。トイレを利用するときには、50セントを支払います。

■スイス 

ホテルやレストランの料金には、サービス料が含まれているので、原則チップは不要です。会計のときに、端数をテーブルに置くなどの配慮をしましょう。ルームサービス等の基本は2スイスフラン。タクシーの利用時は、端数切り上げで渡すようにします。

■ハンガリー 
レストランやタクシーは料金の10%程度をチップとして支払います。ホテルなどで特別なことをお願いした場合、200フォリントを目安にチップを用意します。

エリア別事情3 オセアニア圏は原則チップ不要

■オーストラリア 
チップの習慣はありません。都市部の高級レストランなどでサービス料が加算されていないときに、10~15%ほど加算して支払います。タクシーも同様で、端数を切り上げて渡すようにします。枕銭は不要ですが、ルームサービスなどには1回につき1豪ドル程度を支払います。

■ニュージーランド 
チップの習慣はありません。特別なサービスに対して、端数を切り上げる、もしくは10%程度を加算して支払うことはあります。枕銭は不要ですが、ルームサービスなどには1回につき1ニュージーランドドル程度を支払います。
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