5月1日はレイの祭典へ出掛けよう
誕生日や記念日、そして歓迎や別れのシーンで大切な気持ちを「レイ」に託して贈るハワイの人たち。空港やホテルに到着した時、レイで迎えられた人も多いことでしょう。花や葉1つ1つに気持ちを込めて繋げるレイは、アロハスピリットあふれる花の首飾り。そんなハワイの伝統文化レイをたたえる素敵なイベントをご紹介します。<目次>
メーデー イズ レイ・デー
古代ハワイでは、植物には神が宿り、それを首にかけることで悪霊を遠ざけることができると信じられていました。歴史を越えて受け継がれてきたレイは、ハワイの大切な伝統文化。毎年5月1日の労働者の日「メーデー」を「レイ・デー (LEI DAY)」と定めてレイをたたえ、さまざまなイベントが行なわれます。なかでも大きなイベントが、ワイキキの東、カピオラニ公園で行われる「レイ・デー・セレブレーション」。アロハスピリットを伝える能力や語学力、レイ・メイキング、フラなどの厳しい審査によって選ばれたレイ・クイーン&プリンセスの任命式、レイ・コンテスト、フラやハワイアンミュージックなどのライブ・エンターテイメントのほか、レイ・スタンドやフードブースも出店して、1日中楽しむことができるのです。
まさにアート! レイ・コンテストの入賞作品は必見
レイ・デー・セレブレーションのメインイベントが、レイ・コンテスト。テーマ部門、カラー部門、ハット・レイ(帽子に飾るレイ)部門、子供の年齢別部門などの各部門に、花や葉、木の実などを使った色とりどりのレイが出展され、審査が行われます。そして、見逃せないのは、午後から一般公開されるコンテストの参加作品展示会。各部門の入賞作品、そして、最も素晴らしいレイに贈る「メイヤーズ・グランド・プライズ (最優秀市長賞)」の美しく芸術的なレイが鑑賞できるんです。
レイ・コンテスト入賞作品
ハワイ各島のレイ・メイカーが参加して、腕を競うレイ・コンテスト。その作品は、カピオラニ公園に建てられた仮設ギャラリーに展示され、12時30分から一般公開されています。今年のレイをひと目見ようと、ギャラリー前に長い行列ができるほどの人気イベントです。作品は、事前に参加登録した人がレイ・デー当日の朝にカピオラニ公園へ持ち込み、午前中に審査が行われます。
毎年テーマが決められ、それをイメージしたレイを出展するテーマ部門。赤、青、黄色、緑など色別のカラー部門。ハット・レイ部門。そして、5歳以下の小さな子どもたちも参加する子どもの年齢別部門のほか、リボンや毛糸、ビーズなどを使って本物のレイのように編んだリボン・レイ部門もあります。
「ウィリ」という技法でブーゲンビリア、小菊、ローズマリー、ヒヤシンスなどを編み込んだ白いレイ
レイ作りを体験してみよう
旅の思い出に、ハワイの文化に触れてみて
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■Lei Day Celebration(レイデー・セレブレーション) ※2019年は第92回目
開催日:5月1日9:00~17:30、コンテスト作品展示は12:30~
会場:ワイキキ東、カピオラニ公園(Googleマップ)
TEL:808-547-7393