ホノルル/ホノルルの観光

ダイヤモンドヘッド登山ガイド!行き方や服装・注意点

ハワイのランドマークであり、パワースポットでもあるホノルルのダイヤモンドヘッド。この頂上に登った人だけが見ることができるワイキキのパノラマビューは絶景! トロリーやバス、タクシー、レンタカーを使ったダイヤモンドヘッドまでの行き方、登頂料、営業時間とおすすめの登頂時間帯、服装や持ち物、トイレなどの注意点のほか、日の出ツアーもご紹介します。

森谷 貴子

執筆者:森谷 貴子

ハワイガイド

ダイヤモンドヘッド登山でワイキキ絶景体験!

トレッキングブームでローカルにも旅行者にも大人気のダイヤモンドヘッド。この頂上を目指します

トレッキングブームでローカルにも旅行者にも大人気のダイヤモンドヘッド。この頂上を目指します

ワイキキの東にそびえ立つダイヤモンドヘッド。標高232メートルのこの山には、頂上まで1.3キロ、片道約40分の初心者向けハイキングコースがあります。整備されたコースだから、幼稚園児から年配の人までチャレンジOK。頂上には、登った人にしか味わうことのできない絶景と爽快感が待っています。

まずは、ダイヤモンドヘッドの歴史を知ろう

すり鉢状のダイヤモンドヘッド。褐色の山肌も降水量が増える冬には草木が茂り緑色に

すり鉢状のダイヤモンドヘッド。褐色の山肌も降水量が増える冬には草木が茂り緑色に

ハワイ語で「レアヒ」(=マグロの額)と呼ばれるダイヤモンドヘッドは、約30万年前の噴火によって形成されたクレーター状の死火山です。1700年後半、西欧の探検家がこの山にある方解石の結晶をダイヤモンドと見間違えたことから名前が付いたとか。

見晴らしの良さから、1900年初頭にアメリカ軍の監視基地となり、頂上付近には、今も砲台や攻撃統制室の跡などが残っています。軍撤退後、1968年に国立自然史跡に指定されました。

ワイキキから手軽に行けるパワースポット

トレイルから見たクレーター内部。クレーターの底からトレイルがスタート

トレイルから見たクレーター内部。クレーターの底からトレイルがスタート

ダイヤモンドヘッドは、パワースポットとしても人気。登山道入り口があるクレーターの底部分に立つと、山頂部分を激しい爆発で吹き飛ばした地球のエネルギーを感じます。古代ハワイでは、山頂に火をともして灯台の役目をしていたそう。火が消えないよう風の神を祀ったヘイアウ(神殿)もあったと言います。また、ハワイ神話に登場する火山の女神ペレが、住む場所を探すためにクレーターを掘ったという話も残されています。
 

ダイヤモンドヘッド登山のおすすめ時間、服装と持ち物

登山口にあるビジターセンター。裏手にトイレも

登山口にあるビジターセンター。裏手にトイレも

ダイヤモンドヘッドへの登山は、日差しが強くなる10時前がベスト。また、週末や祝祭日は駐車場が満車になることがあるので、レンタカーでアクセスする場合は早めに移動を(基本的に満車時駐車場待ちはできない)。服装は、動きやすいパンツにスニーカーなどの運動靴と帽子。カバンは、両手が空くようにリュックがいいでしょう。ミネラルウォーターも忘れずに。

よくビーチサンダルやヒールのあるサンダルで登っている人を見掛けますが、岩盤を切り開いたようなゴツゴツした場所があり、とても滑りやすいので運動靴がおすすめです。ホテル出発前にしっかりと日焼け止めを塗って、紫外線対策を忘れずに。ミネラルウォーターは、登山道入り口の自動販売機でも購入可能です。

頂上めざして、いざ、出発!

スタートして5分ほどは、広く舗装された道を歩きます

スタートして5分ほどは、広く舗装された道を歩きます

ハイキングは、クレーターの底部分に位置する登山道入り口からスタート。ビジターセンターで登頂料1ドルを支払い、ダイヤモンドヘッドの歴史や監視基地についての解説、登山コースが書かれたパンフレットを入手します。トイレは、ここにしかないのでご注意を。

途中から岩盤を切り開いたようなゴツゴツとしたコースに

途中から岩盤を切り開いたようなゴツゴツとしたコースに

最初は広くなだらかなコンクリートの道ですが、5分ほどで石ころだらけのクネクネとした道に変わります。さらに登っていくと、岩と砂利のゴツゴツとした細道に。道の終点には、第1の難関、76段の階段と70メートルのトンネルが待っています。

長く急な99段の階段。迂回ルートもあるのでご安心を

長く急な99段の階段。迂回ルートもあるのでご安心を

トンネルを脱出するとすぐに、第2の難関である99段の階段とトンネル、さらに、狭くて急な螺旋階段が3階分ありますが、これを回避できる別ルート(80段ほどの階段あり)も。お子さんや体力に自信がない人は、こちらから頂上へどうぞ。
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