チェックインから違いを感じさせる最上級のホスピタリティ
ホテルへ到着し、レセプション・カウンターで名前を告げるとすぐさまに「ソファに掛けてお待ちください。コーヒーか紅茶など、お飲み物はいかがですか?」との言葉が返ってきました。お客が立ったままチェックインをさせない姿勢はさすがです。
ソファに腰掛け、薫り高いコーヒーをいただきながら、宿泊カードを記入。そして「お部屋のご用意ができましたので、ご案内いたします」と声を掛けられたのが、ちょうど飲み終える頃。まさに絶妙のタイミングです。お客様の様子をさりげなく見ながら、つかず離れずのタイミングで次のアクションを起こす…という、徹底した気配りが感じられました。
しかも、私が到着したのはまだ午前中の早い時間です。普通ならまだチェックインできないはずの時間なのですが、空室状況によってフレキシブルに対応してくれるところも◎。どうしてもすぐに部屋の用意が出来ない場合でも、代替のお部屋へ通してくれるようです。早朝に到着する日本発の便でやって来た場合、これはとても嬉しいサービスだと思いました。
(右)吹き抜けに大きな花が飾られたロビー
(左上)ライブラリーに置いてあるホテルの歴史を綴った冊子、(左下)ロビーでいただいたコーヒー |
格調高いインテリアでまとめられたゲスト・ルーム
英国調のかわいらしいインテリアでまとめられたゲスト・ルーム
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シドニー中心部という一等地にありながら低層ホテル(4階建て)を頑なに守るオブザバトリー・ホテルは、客室数がたったの100室しかありません。これは、周囲の同クラス=5ツ星ホテルに比べると半分以下。部屋数をむやみに増やさないことも、スタッフの目の行き届く範囲、ゲストの顔をきちんと覚えて各ニーズに合ったサービスを提供することに、高いプライオリティを置いている表れでもあると言えそうです。
そんな限られたゲスト・ルームは、すべて英国調の格調高いインテリアでまとめられています。しかし、ひとつとして同じデザインの部屋はなく、それぞれに異なる家具やファブリックが使われています。共通しているのは、気品あふれる優雅な雰囲気。中でも天蓋付きベッドが置かれたゲスト・ルームやスイートは、一度は泊まってみたい!という女性も多いのではないかと思うエレガントさでした。
そして、ホテル滞在中に何度も嬉しいサプライズが!次のページでは、おもてなしの心があふれる嬉しいサプライズの数々とホテルの詳細データをご紹介します。