到着時に嫌な思いをしないために… |
空港における検疫現場の最新事情
最近のオーストラリアの各主要都市における検疫及び、出入国管理の事情は以下の通りです。 日本からのお菓子類持込みは以前よりゆるくなった傾向
さて、検疫現場の最近の様子ですが、日本からのお菓子類などの持込みは、以前に比べ、比較的ゆるくなった(?)ような気がします。私=ガイドの場合、日本からのお土産として持ち込んだおせんべいやクッキーなどは、すべて何も聞かれず、持込みOK
でした。以前は、ひとつひとつ詳しく聞かれていたのですが…(苦笑)。
「漢方薬」は要注意
また、最近厳しくなったのが薬。とくに「漢方薬」は要注意です。先日も中国からの漢方薬が到着空港で大量に押収されました。これは、漢方薬にオーストラリアが認めていない成分が含まれていたり、ワシントン条約規定に違反しているものが含まれているケースが多いためです。病院などで出される漢方薬を常用している人は、出発前に主治医の説明書のようなものを用意し、必ず持参するよう強くおすすめします。また、漢方薬でない薬を持参する場合も、医師による指示書などがあった方が無難。できれば、出発前に主治医に相談し、一筆書いてもらって持参してください。
テロ対策強化
それ以外には、テロ対策が強化され、不法な武器類等を持っていないか?の方に力を入れているようで、入国直前のX線検査も、以前より頻繁に行われています。また、入国カードに「申請するものがある」と記入しても、返答があいまいだと、バッグやスーツケースを開けて、中身を全部点検される可能性が高いので、質問の答えは明確に答えられるようにしておくことが肝心。
(とはいえ、ちゃんと答えても検査されることもありますが…)
英語がわからない場合は曖昧に答えず、日本語スタッフを呼ぼう!
空港ではこんなワンコが 検疫検査しています。 是非 ご協力を! |
またできれば、 食べ物など申請対象物は、1つのバッグに入れるなどして、すぐに取り出 せるようにしておくのも、おすすめの方法。 もちろん答えは英語で答えるのが通例ですが、英語がわからない場合は、焦らずに、「Japanese speaking, please !」と言って、日本語のできる人を呼んでもらい、決して、間違った英語で答えたりしないこと。
事実、質問の意味がわからないのに「Yes」や「No」を言ったり、曖昧な笑みを浮かべていて(←なぜか日本人に多いらしい…)、返答が曖昧で怪しいとみなされ、勘違いされて別室へ連れて行かれた…なんて人も稀にいますので、わからない時はわかならいとハッキリ言うことも忘れずに。
オーストラリアでは、各空港に、ほぼ必ず日本語のできる人がいますので、安心してくださいね!
※あと余談ですが、入国審査及び検疫所等、空港内では写真撮影は禁止です。稀に撮っていて注意されている日本人観光客を見かけますので、ご注意ください!また、オーストラリアの知人等へ郵送で物を送る場合も注意が必要です。詳細は以下のリンクで。
【関連リンク】
▼厳しいオーストラリアの検疫体制がSARSをも防ぐ!
▼オーストラリアへの持ち込み不可の物品
by オーストラリア検疫検査局
▼オーストラリアに郵送できない物
by オーストラリア検疫検査局
▼オーストラリア検疫検査局より注意点
by オーストラリア検疫検査局本部 …リンク先資料すべてPDFファイルです。
▼AQIS(Australian
Quarantine and Inspection Service)=オーストラリア検疫検査局公式サイト(英語)