見かけ上の太陽と月の大きさが同じになり、太陽が完全に月に隠れてしまう。そして、辺りが暗黒の世界に閉ざされる――。
古代の人々はその瞬間を恐れ、神に祈りを捧げた…皆既日食。
数年に一度、しかも世界のごく限られたところでしか見られない皆既日食は、天文ファンじゃなくても見てみたい!(よね?)実は、今年の12月4日、その皆既日食がオーストラリアで見られるのだ!しかも、この皆既日食を見逃すと、次に陸上で見られるのは2006年になってしまうそう…。
そこで、今回の皆既日食観測を成功させるための情報を大公開!
■皆既日食を観測できる場所はどこ?
観測できる場所は、南オーストラリア州アデレードから北西へ約770キロ離れた、セドゥーナからフリンダース・レンジのリンドハーストにかけて。
観測場所として一番適しているとされるのは、“セドゥーナ/Ceduna”という、ナラボー平原への入口として知られる小さな海辺の町。今回の皆既日食を一目見ようと、もうすでに世界中の天文ファンらが、セドゥーナの宿泊施設を占拠しつつあるらしい…。
「絶対見たい!」という人は、即予約を入れることをおすすめ。なにせ、本当に小さな町なので、宿泊施設数も限られている。また、野宿(キャンプ)でもかまわないと言う人は、町の周辺にある、キャンプ・グラウンド等を利用するという手もある。
●セドゥーナ周辺(Eyre
Peninsula地区)の宿泊検索
…左のメニューから「Accommodation」を選択、真中のメニューから「Ceduna」を選択。
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