1400年から使われる石臼でゴロゴロ!
巨大な石臼が二つ。ゴロゴロまわりながら、オリーブを種ごと圧搾していきます。今はモーターですが、かつてはロバがひいていたそう。大変な仕事デス |
階上から搾油機にオリーブを投入する跡取り息子のフランチェスコさん |
オリーブに熱をかけず生のまま、石臼で圧搾粉砕するため、オリーブが本来持っている成分を損なわずにオイルを抽出できる方法だそう。
今回お邪魔したラヴァンニさんは、なんと1421年創業のフラントイオ。「もっと以前から搾油は行ってたと思うけど、見つかった開業許可の資料が1421年のものだったんだよね」。とさらりと言ってのける跡取り息子フランチェスコさん。いったい何代目かはもはやわかりません(苦笑)。
この石臼も当時から使っていたものだそう。どれだけのオリーブを粉砕してきたんでしょうねぇ……と感慨深くなってしまいます。
伝統的なフラントイオはたいてい丘の斜面に立ち、2階立てになっていて、搬入したオリーブを階下の搾油機に落としやすい設計になっているそうです。なるほどです。
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