地元の人が通うリストランテシリーズ第4弾は、地元ローマッ子も納得のうまいカッフェが飲めるバールです。
イタリア人にとって、なくてはならない生活のアイテム。それは、パスタにカルチョ(サッカー)にバール。
バールは、朝はコラツィオーネ(朝食)にコルネットとカッフェ。昼はパニーノでランチ。
夕方はアペリティーボ(食前酒)、そして仕事の合間に待ち合わせにと一日中バール通い。
基本はカッフェ(イタリア式のエスプレッソ)。バールによって使用するカッフェのメーカーが違います。 日本でも有名な「ラバッツァ」や「イリー」、ひそかに人気のある「ダネシ」などなど大手のメーカーの ものを使っているのが大半です。今回は、オリジナルの豆を使ったとっておきのバールをご紹介します。
■Sant'Eustachio サンテウスタキオ
世界7カ国の豆をミックスし、薪で煎った自家焙煎の豆を使用。ココのカッフェは何しろ何しろ、
クリーミー。甘くてまろやかーなカッフェは一度飲んだらもうトリコ。他のところのカッフェが
物足りなく感じてしまいます。「どうしてこんなにクリーミーなの?」という質問に
「ふっふっふ。それは秘密。」と怪しく微笑むバリスタ。実際、カフェマシーンの横には目隠しがしてあり、
入れてるところが見えないのです。大きめのカップ(と言ってもアメリカンコーヒーサイズよりは小さいです)の
グランカッフェ(写真右上)
が、立ち飲み2.10エウロ、テーブル席3.60エウロと、通常のバールのカッフェ一杯0.70エウロ前後と比べると
「ふざけるな!」と言いたくなるくらい高いですが、つい通ってしまうローマッ子も多数(写真左下/ローマ出身のアンドレアも
大のお気に入り)。
コーヒー豆にチョコレートコーティングしたキッキ・ディ・カッフェ(25g1.30エウロ~)や、
エスプレッソ入りのボンボン(50g3.30エウロ~)など、旅行者の心を打つニクイお土産グッズも有り。
ローマにお寄りの際は是非お試しアレーと声高らかにオススメしてしまうバールです。
■Sant'Eustachio
住:Piazza sant'egustachio,82
電:06-68802048
営:8時30分~夜中の1時頃まで 無休
※パンテオンから歩いて2分。パンテオンを背に左方向に進み1本目を左。
■Tazza d'oro タッツァ・ドーロ
1946年創業以来、親子代々のファンもいる老舗。パンテオンの前、ほのかなカッフェの香りがしたら、そこが
タッツァ・ドーロ。キレのあるエスプレッソに「うーん、これがイタリアのカッフェか。」と納得したら、
お試しいただきたいのがグラニータ・ディ・カッフェ(1.29エウロ)。甘くてほろ苦いカッフェのカキ氷に生クリームをゴッテリと乗せた、
プラッペ。一年中こんな冷たいグラニータ用意してるってところからも、人気の程が伺えるってもんです。
多分ローマではココのグラニータが一番美味しい。かも。多分。(←超主観的意見)
麻袋入りのお持ち帰りコーヒーもそれらしくてお土産として「使え」ます。
■Tazza d'oro
住:Via degli Orfani,84
電:06-6789792
営:7時~20時 日休
※パンテオンの斜め前です。テーブル席はありません。