ニューヨーク/ニューヨークの物価・予算・両替

日本人観光客が嫌われる?NYチップ事情(2ページ目)

海外旅行が珍しくないこの時代、アナタは外国のレストランでスマートに振舞っていますか? NYでは観光客とわかると、従業員の間で溜息が洩れることも……。

小松 優美

小松 優美

ニューヨーク ガイド

NY在住。ライター・コーディネーターとして、日本の雑誌にNYの情報を提供。ファッション、グルメやアート・スポット紹介を得意とする。主な雑誌は「NYLON」「Harper's Bazaar」「GQ JAPAN」「VOGUE NIPPON」「ELLE a Table」など。

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レストランでアナタは試されている?

tipのところに値を書き加えて合計を出します。
「日本人のお客さんは、いっぱいオーダーしてくれるからいいんだけど、チップがねぇ……」。何人かのレストラン関係者がそう漏らすのを聞いたことがあります。とても満足そうにレストランを去るのですが、チップを見ると、「何か不備が?」と驚くほど少ないそう。これは観光客に限らず、在住者でもよくあるケースだとか。

前述のように、ダブルタックス(15%程度のチップ)はサービスが及第点のときに! 味にもサービスにも大満足で、また戻って来たいと思うような場合は、20%。何かをサービスで出してもらった時などは、さらにプラスして出して下さい。ちなみに、カジュアルなバーカウンターでドリンクを頼んだ場合は、1ドリンクにつき$1でOK。

もしかしたら「やり過ぎだ!」と感じる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、これはガイドが過去にNYのレストランで働いたときに経験したことを基本に書いています。アメリカのレストラン従業員はチップに対してシビアです。例えば、ハリウッドスターのチップの良し悪しが暴露されて記事になるほどですから。

次のページでは、チップが必要なシーンをお教えします。
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