NYで出逢う個性豊かな旅人たち
何だか楽しそうな雰囲気。自然と人が集まります。 |
奇想天外! オーナー榎本大輔さん
アンティークのマクドナルド初期キャラクターを抱えた榎本さん。まだ20代! |
そしてある日、偶然手に入れた家具が、マニアが泣いて欲しがるようなジャン・プルーヴェのチェアだったそうで、それを普通に使ってもらえるようなゲストハウスを開こうと一念発起。ちなみに、そのうちの1脚は今年MoMA(NY近代美術館)に寄贈予定だとか。「ポール・オースターの小説『ムーン・パレス』の大ファンなので、名前はムーン・パレスにしようと決めていました。」
「“旅を続ける僕らには、いつも帰れる家がある”そんなキャッチ・コピーをもとに、巣のように戻ってきたくなる宿にしたかったんです。」
オーナーと宿泊者という関係性に留まらず、誰にでも昔からの友人のように接する榎本さんの人柄で、現在ムーン・パレスは口コミだけで大人気となっています。アート関係のパーティーへ招待してくれたり、ちょっと変わったスポットへ案内してくれるので、ガイドブックでは知りえない世界を体験することも。
初めてのNYを一人旅で、と考えている方には、日本人の方がお世話してくれるのが安心です。また、NYで一生の仲間に出逢うことも、ここでは可能です。かつて滞在された方々が日本に戻ってからも集まっている、という素敵な話を伺いました。こんなプラス・アルファのある宿、あるんですよ。
美大生の宿泊者が描いたというペインティング |
■ムーン・パレス
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