ドレスアップして高級レストランでディナー、というのもNYの楽しみのひとつ。でも、いかにもアメリカらしいカジュアルなフードを味わうのも、この街ならではの楽しみ方です。今回取り上げるのは、そんなカジュアルフードの代表格ともいえるハンバーガー。ニューヨーカーなら誰もが知っている名店から新スポットまで、バーガー巡りをしてみませんか?

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  • 圧倒的支持を集める老舗ビストロ・バーガー……P.1

  • チェルシーのお洒落バーガー・ショップ……P.2

  • 並んでも買いたくなる、有名レストランが作るバーガー……P.3

  • 客層のイケメン度はピカイチ! スタイリッシュな「スタンド」……P.4

  • カーテンの向こうに隠された、知る人ぞ知る名店……P.5

  • 今、最もセレブが現れるレストランの名物ハンバーガー……P.6


圧倒的支持を集める老舗ビストロ・バーガー

ビストロ・バーガー
名物ビストロ・バーガー$6.50は、驚愕の厚み! 他にグリルド・チキン・サンドイッチ$5.75などもあり。
まずご紹介したいのが、グリニッジ・ヴィレッジのランドマークとして、1960年から営業している「コーナー・ビストロ」。飾りっ気は全くなく、“場末のバー”と思わず呼んでしまいそうですが、ここがNYで1、2を争うハンバーガーの名店なのです。

店内はバー・カウンターと、僅かなテーブル席のみの狭いスペースで、使い古されたテーブルは落書きなどでボロボロ。寡黙な中年男性バーテンダー、そしてウェイターの気取らないサービス。一見、荒削りな印象のバーですが、ここのハンバーガーを食べれば……その美味しさのせいでしょうか、バーガーを取り巻く全ての要素までもが魅力的に思えてくるから不思議です。

剥きだしのレンガ壁にかけられたメニューは、6種類のハンバーガー類のみ。そのなかの名物「ビストロ・バーガー」は、いわゆるベーコン・チーズ・バーガーです。素っ気ない紙皿に乗ったバーガーはボリューム満点で、その厚みは想像を絶するものがあります。なんと高さは15cm以上ありました! シンプルに作られただけなのですが、カリカリに焼かれたベーコンと、ジューシーな肉の旨みが余すとこなく引き出され、評判の高さも納得です! ファースト・フード・チェーンのハンバーガーを想像していた人は、その本格的な味に病みつきになるかもしれません。これでもか、というほどの分厚いパテとトマトが挟んであるので、上品に食べることは不可能です。ここは思い切りよく、ガブリといって下さい!

深夜までオープン!
グリニッジ・ヴィレッジを見守り続ける、ネオンサイン。
朝4時までオープンしているため、パーティー・ピープルにとっては、深夜の止まり木のような存在です。日本だと“飲んだ後はラーメン”ですが、私はここを知ってから、夜遊びの後はハンバーガーを食べるのが習慣になっています(笑)。何度食べても意外と飽きないのは、やはりシンプルでおいしいから。決して“トレンディー”とは呼べない鄙びた店内で、誰もが寝ているはずの時間にバーガーをほお張るのって何だか妙にワクワクしませんか?

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■コーナー・ビストロ(Corner Bistro)
  • 所在地: 331 W 4th Street

  • 最寄り駅:14th Street

  • 電話: 212-242-9502

  • 営業時間: 月~金 11:30~深夜4:00/日 12:00~深夜4:00

  • 予算: $10~