アメリカで代理出産の依頼をする日本人
うちの双子のその後、おしゃべりするようになったエリカ左と、ジャンプできるアヤ右 |
日本からの代理出産希望者は受け入れてもらえるのでしょうか?
美帆さん:
はい。依頼する側の国籍は問われません。
ガイド:
これまでに、アメリカで代理出産を依頼した日本人はどのくらいいるのでしょうか?
美帆さん:
統計がないので正確な人数はわかりませんが、取材を通してみて、これまで日本で予測されてきた数(例:「100件以上」読売新聞、2005年11月25日付) よりは、実際は相当多いのではないかと思います。
前出のCSPではこれまでに21組の日本人の代理出産を成功していて、東京に本社がある「卵子提供・代理母出産情報センター」では、51組が成功しています。2社の合計だけですでに70組を超えています。代理出産エージェンシーは全米に約100社あります。もちろん、このうち日本人が利用しやすいエージェンシーは限定されますが、エージェンシーを通さずに直接、自分たちで代理母を見つけるケースもあります。
これらのことを踏まえると、過去に代理出産を行なった日本人夫婦は、400組前後に上るのではないでしょうか。
美帆さんへのインタビューは、まだまだ続きます。後編では、実際に代理母を依頼するのに、どのくらいの費用がかかるのか、代理出産に関わった方たちへ取材後の美帆さんの感想などを語っていただきます。
【インタビューの途中で】
美帆さんの本を拝読して、代理母というテーマから、これは女性だけの問題ではなく、世の中を象徴している気がした。医療やお役所が、閉鎖的な日本と、それらに対して、医療や社会にいたるまで、オープンで進歩的なアメリカ。慈愛に満ちてるがゆえに代理母となったアメリカの女性たちの現状を知ることができた。
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