ニューヨーク/ニューヨークの観光・エンターテインメント

トップ・オブ・ザ・ロック展望台が再オープン

ニューヨークの壮大な眺めを一望できるロックフェラーセンターの展望台が20年ぶりに再オープンしました。繁忙期もオンラインで事前予約できるので列に並ぶ必要がありません。

執筆者:大原 朱理


1933年に建てられた歴史的展望台が再オープン


30年代の展望台
1930年代に豪華客船を模して作られた展望デッキ Courtesy of Rockefeller Center Archives
今から70年以上前の1933年ににオリジナルのトップ・オブ・ザ・ロックは、当時1930年代の大型客船の上甲板を模して設計されました。70階のフロアにはデッキチェアー、グースネックで飾られた備品、船の煙突に見せかけた空調設備の排気口などが装備されていました。

今回、20年ぶりに2005年11月1日に再オープンする際にも、オリジナルのままの要素や建築材料を組み込むことで近代的なフォルムにアールデコの伝統を調和させています。

見どころはサミットシャトルエレベーターと360度の眺望


トップ・オブ・ザ・ロックの見どころは70階の展望台に昇る前にもありますのでお見逃しなく。まず中二階のロックフェラーセンターと展望デッキの歴史を紹介するマルチメディアの展示物。私もファンである、俳優のグレゴリー・ペックが若いときロックフェラーセンターでアルバイトしていた記念の彼の身分証明書などが展示されていました。

その次は1930年代にロックフェラーセンターを建設した現地作業員が目にしたハラハラどきどきするような光景のシュミレーション「ビームウォーク」も体験できます。

そして67階に運ぶサミットシャトルに乗り込むのですが、この高速エレベーターはその途中、何十年にも渡るロックフェラーセンターの輝かしい歴史を物語る見事なメディアショーをガラス天井越しに映し出し、光のショーがエレベーターのシャフトに照らし出されます。

展望台からの眺め
ミッドタウンの高層階からの夜景は迫力があって一番きれいとされている Courtesy of Rockefeller Center Archives
地上259メートルの高さの展望台は屋内エリアと屋外エリアに分かれ、67,69,70階の3つの展望デッキから構成されています。エレベーターで到着する67階にある大展望室は3階分の高さがあり、「ウェザー・ルーム」からはロックフェラープラザを見下ろすことができます。そこからエスカレーターで69階の大展望デッキに登り、マンハッタンの東西南北の景色が展望でき、晴れた日には128キロ先まで見通せます。ここからのエンパイヤーステート・ビルの景色は最高です。そして幅6メートル、長さ60メートルの70階の展望台へは階段かエレベーターで上がり、360度のパノラマが楽しめます。

⇒次ページは「オンライン事前予約で時間を節約」とトップ・オブ・ザ・ロック・データのご紹介
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