ハドソン河の美しい光景が見渡せる大邸宅


ハドソン河の紅葉
美しいニューヨークの紅葉

ニューヨークの北、ハイド・パークに19世紀の終わりに建てられたバンダービルト・マンションは、ハドソン河の息を飲むような素晴らしい光景が見渡せ、紅葉の時期に訪れたい観光名所です。

前回、NYから小旅行で紅葉満喫第一回でカイカットのロックフェラー邸についてご紹介しましたが、今回は19世紀の終わりから20世紀の頭に鉄道で巨大な富を築き、アメリカ一の大富豪とされたバンダービルト家の別荘についてご紹介します。

19世紀末のステイタス・シンボル


バンダービルト・マンション1
ハイド・パークのバンダービルト・マンションは1886年当時2億円以上をかけて建設された

19世紀の終わりから20世紀の頭のニューヨークの富豪達の間では、ニューヨークシティとロードアイランド州のニューポート、そしてニューヨーク州の北のハドソン河沿いに大邸宅を建てることがステイタス・シンボルでした。それらの大邸宅の間でもバンダービルト家の邸宅は大理石などをふんだんに使い、ヨーロッパから呼び寄せた職人達に美しい家具を作らせたため、一番豪華でした。そして一番立地のいい場所に建てたので、見晴らせる景色が素晴らしいことでも有名でした。

私自身はじめて、バンダービルトのニューポートの大邸宅を見たとき、「パリのベルサイユ宮殿と変わらない豪華さ!」とびっくりしました。王族でもない、普通のビジネスマンがこのような巨大な富を築き、贅沢な暮らしをしていたというのは、アメリカンドリームの元祖だなと思いました。後で聞いた話によると、その当時はアメリカは所得税、相続税、固定資産税がなかったということで、投資やビジネスで成功した人はお金持ちになれるのも簡単で、お金持ちで居続けることも簡単だったわけです。

バンダービルト・マンション2
フレドリック・バンダービルトの寝室

ハイドパークのバンダービルト家の邸宅は、バンダービルト家の最初の富を築いたコーネリアス・バンダービルトの孫にあたる、フレドリック・バンダービルトによって、1886年から26ヶ月に渡って、当時2億円以上を使って作らせたという、全54室の大邸宅です。