バーテンダーは日本だと男性ってイメージだけど、NYは女性も多い |
誰でも行けるバーテンダースクール
1ヶ月以上一人でNYに滞在するけど、友達もいないし、これといってする事もないなぁ~という方は、バーテンダースクールへ行くことをお勧めする。ここには、私も通ったことがあるからだ。私は、かれこれ10年近く前に、どうしてもNYに住んでみたくて、パイロットプログラム(90日以内の商用または観光目的の滞在であればビザは不要とする査証免除制度)で、NYに3ヶ月ほど住むこととなった。数週間がすぎた頃、さすがに観光ばかりしていても退屈になる。
NY便利帳(リンクは、同出版社のUS便利帳)なるものをパラパラとめくるうち、学校にでも行こうと思ったのだった。で、英会話なら、日本にいてもできるし。日本語教師の資格をとるのには、時間もお金もかかるだろう、ってことで、期間も1ヶ月以内、学費も当時はそんなにしなかったし、お手軽だったのがバーテンダースクール。
お酒の知識やカクテルをつくる技術を習得しておいて損はない、うまくいけば仕事にありつけるかもしれないと思ったのだった。
私が受けたコースは、2週間で700ドル程度だった。クラスのない時は、いつでも練習に行ける。私の英会話レベルといえば、まだまだ日本の中学生レベルだったが、テキストを渡されて、それに書いてあることを学習するし、先生がボトルやシェーカーなどといった、カクテルづくりに必要なものを、実際、手にして説明するので、そんなに難しいことはなかった。
短い間だけど、アメリカで学生気分が味わえる
クラスにきているのは、アメリカ人の10代から30代前半の男女が中心。私のクラスは男性が多かった。偶然、日本人の女性が一人いて、すぐに友達になった。フレンドリーな人が多かったので、コース終了ごろのキャッシャーの練習では、冗談を言いあって笑えるくらいに仲良しになれた。教師は、カリフォルニア出身という金髪の女性。なんだか、あまりキッチリした先生じゃなくて、よく遅刻とかしていた。そのせいか、授業もラフで、これがアメリカの学校なのかなぁ~?という気分が味わえる。
授業では、お酒の歴史や製法、もちろんカクテルのレシピなどを学ぶ。そして、実際に色つきの水でカクテルづくり。本物の酒を使わないところが、ちょっと寂しかった。そのせいか家に帰ってからは、カクテルの勉強といって理由をつけて、酒を昼間からあおっていたものだ。
アメリカのバーは、味よりもカクテルをつくるスピードが勝負という所が多い。だから、学校でもスピードを競う。レシピさえあっていれば、ちょっとくらい分量がちがってても問題なしって感じだ。卒業の際には、バーテンダースクール卒業の認定証ももらえる。