酒好きの私としては、一番気になる、お酒はタブー?
「お米からできている日本酒は、ちょっとだけなら大丈夫。ただしマクロビオティックでは、アルコールは”極陰性”で身体を冷やす働きがあるので、原則的には勧められてません。
マクロビオティックの食事の考え方は、もともと古代中国で始まった“陰・陽”の理論に基づいています。人間はHeaven’s Force(天のエネルギー・陽)と、Earth’s Force (地のエネルギー・陰)が、バランスよく身体の中を流れることによって健康を保っています。これが乱れると病気になるんです。
このバランスをとるために、極端な陰性・陽性の食べ物を避けて、中庸の全粒穀物、野菜、豆を中心に食べるというのが基本です。さらに、四季や、一日のうちの時間によっても、陰・陽のエネルギーが、身体のそれぞれの内臓に与える影響が違ってくるので、その季節にあわせて、それぞれの内臓の働きをバランスよく高める食材、調理方法を選択します。
ちょっと難しそうに聞こえるかもしれないけど、やってみるとすごくクリエイティブで面白いんですよ。」
今回、私も天野さんとHai Enさんが作ったお料理をいただいた。玄米ごはんはもちろん、塩と醤油だけで味付けしてるというカボチャも、素材自体の甘みがほどよく、美味しかった。ワカメと板麩(調理前は板みたいな形状の麩)とタヒニ(練りゴマソース)という意表をついた組み合わせの料理も面白かったし、
豆もホクホクしてて食べやすかったし、ケール(アブラナ科の野菜で見た目は高菜っぽい)という初めて食べた野菜だったけど、湯がいて味噌味のドレッシングで食べ、さっぱりしてていい感じだった。
なにより私が気に入ったのはキビで作られた四角いモチみたいな料理。ごま油でカリッと焼いてるのが香ばしくて歯ごたえも外側がサクッとしてるのに内側はモチモチしてて、何個でも胃袋におさまりそうだった。
ジャジャァァァーーーン!これがキビで作られた四角いモチみたいな料理。私もこれなら桃太郎についていくぜ。 |
とはいえ、世間一般でメインディッシュといわれる肉や魚を食べなくても満足!お腹いっぱいになった。あぁ~でも、ワインはマクロビオティックでは認められてないけど、飲んじゃったかしらぁ~~~ん(汗)
最後に、アメリカでマクロビオティックを学ぼうという方へ、アメリカでマクロビオティックを学ぶには、やはり英語は必須。天野さんは外資系の会社に日本でも勤めていたので、英語には問題なかったという。たしかに8年以上ニューヨークに住んでる私よりも英語が達者であった。
日本のマクロビオティック(日本生食協会)のサイト
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