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NYのバーでの喫煙が禁止となります スモーカー旅行中ご注意!

レストランでの喫煙はもってのほか、今度はバーでの喫煙も禁止となる条例がニューヨーク市議会で承認されました。なぜそんな厳しいことに・・・?

執筆者:大原 朱理


「ニューヨークに旅行するのですが、タバコの吸えるレストランを紹介してください」という質問をよく受けます。そんなタバコを楽しまれている方にはちょっと残念なニュース。ニューヨークのレストラン、バーでの喫煙が禁止になる条例が12月18日市議会で承認されました。

例外としては、

●オーナーひとりが働いているバー
●現在ある7つのシガーバー
●市指定のアウドドア喫煙セクションのあるレストランのサイドウォークカフェ
●レストラン内に市指定の空調システムを持つプライベートルーム(ただし、このプライベートルームは3年以内に廃止されなければいけません)

ということで、ニューヨーク市では公共の場でタバコが吸える場所がなくなり、アメリカの大都市で一番喫煙に厳しい場所になりました。

さて、どうしてこのような厳しい条例が承認されたかという背景ですが、レストランやバーで働く従業員の健康問題です。今までは、バーなどで働く人は仕事の性質上、セカンドハンドスモーカーとして健康を害するリスクがあっても泣き寝入りの状態でした。そういった人の職場での権利を守るため、今回の条例が発効されることになるそうです。

この条例によって、ニューヨークのバーでのビジネスが減るのではないかとう懸念があります。今まで、外でお酒を飲んでいた人も自宅で飲むようになり、アルコール依存症などの問題も心配ではあります。
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