20世紀を代表する建築美! グッゲンハイム美術館

20世紀建築の代表ともいわれるグッゲンハイム美術館

20世紀建築の代表ともいわれる建物 photo: guggenheim museum

らせん状のうずまきのような白亜の建物。ニューヨークに行ったことがない人も、グッゲンハイム美術館は写真などで一度は見たことがあるのではないでしょうか? この有名建築家による建物は、内部もスゴイ! 珠玉のアートが散りばめられた贅沢な美術館を余すところなくご紹介しましょう。

美術館概要

印象派ファンも現代アートファンにもおススメ

印象派から現代まで網羅した美術館

1959年開館のグッゲンハイム美術館は、印象派、後期印象派、近現代アートをコレクションに持つ美術館。母体のソロモン・R・グッゲンハイム財団は、ニューヨークの他、ベルリン、ベニス、アブダビ、ビルバオに美術館を要するアート界の権威。年間を通して様々なアーティストの特別展も開催しており、ニューヨークでも人気の文化的スポットとして君臨しています。

およそ7,000点以上もあるコレクションは、19世紀後期から現代までのアートが中心。そのハイライトとしては、モネ、マティス、カンディンスキー、マルセル・デュシャン、ウィレム・デ・クーニン、森万里子らの作品が挙げられます。また、ジェフ・クーンズ、マリア・アブラモビッチら、現在アートシーンを牽引するビッグアーティストの作品も必見。

 

フランク・ロイド・ライトによる建築

見上げるとそこには渦が!

見上げるとそこには渦が!

この美術館の魅力を最大限に引き出しているのは、日本でも帝国ホテルの建築などで知られる巨匠フランク・ロイド・ライトによる建築美。ライトによる建築を熱望した創始者のひとりが、手紙を書いて依頼したのが1943年。700枚ものスケッチに、6パターンもの施工図を書いて仕上げられたという壮大なプロジェクトです。およそ15年の歳月をかけて1959年10月に完成したわけですが、惜しくもライトはその完成した姿を見ずに半年前に死去してしまったそう。 

建築の柔軟性と自然をオーガニックに融合させたこの建物は、世界に誇る20世紀建築の代表作品です。異彩を放つ外観に圧倒されながら館内に入ると、そこはうずまき状のスロープがめぐらされ、まるで自分が生物の細胞内にいるような錯覚を覚えるほど。人々が辿る一連の流れは、まずエレベーターで最上階まで上がり、ゆるやかなロタンダ(らせん状のスロープ)を下りながら、くまなく作品を鑑賞して歩くようにデザインされています。それは、ゆるやかに絶え間なく流れるアート作品の調べに、来場者を自然と誘うというアプローチは、まさに天才による意匠。

 

レストランとカフェ

ミュージアムレストランらしい内装

ミュージアムレストランらしい内装

グッゲンハイム美術館には、ゆっくり食事を楽しめるエレガントなレストランと、カジュアルなカフェがあります。2009年にオープンしたレストラン「ザ・ライト」は、シンプルで素材の味を存分に味わうことができる季節のアメリカンフードを提供。界隈の住人のランチ場所としても人気があります。ベスト・レストラン・デザインのアワードを受賞している革新的なインテリアにも注目です。

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■The Wright
営業時間: 11:30~15:30 木休 ※夏季はディナー営業なし

3階のカンディンスキー・ギャラリー横にある「カフェ3」は、サンドイッチやペイストリーなどの軽食をサーブするエスプレッソバー。オフホワイトのモダンな空間は、1杯のコーヒーを飲むだけでもスタイリッシュな時間を過ごすことができますよ。

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■Cafe 3
営業時間: 10:30~17:15 木休

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Solomon R. Guggenheim Museum
住所: 1071 Fifth Avenue
TEL: 212-423-3618
アクセス: 86th Street駅から徒歩6分
営業時間: 10:00~17:45(土~19:45) 木・祝日休
入場料: 大人18ドル
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