東京の観光・旅行/東京関連情報

お花見 これが東京の夜桜名所

一足飛びに気温があがり、夜桜見物には最適の季節となりました。都内では定番ともいえる夜桜の名所をまとめてご紹介します。

執筆者:妹尾 みえ

※2007年時点の情報です。
※2016年のお花見記事は「混雑していてもお花見したい!東京・桜の名所おすすめランキング10」へ

桜の妖艶な美しさを楽しむなら、断然、夜桜。
一度は愛でたい花の渦中へ。
浮かれ、華やぐ、今だけの東京の雰囲気をゆらゆらと散策しながら、楽しみましょう。
※カラオケ、お酒の持ち込み、ペット同伴禁止の場所もあります。また近隣にお住まいの方もいらっしゃいますので、マナーを守りましょう。桜の根元にお酒やジュースをかけるのは厳禁です。

 

<千代田区>千鳥ヶ淵緑道

交通:東西線・半蔵門線・都営新宿線「九段下」/半蔵門線「半蔵門」

明治時代の末、英国大使館敷地内に駐日大使アーネスト・サトウ氏が植えた桜が、名所への始まり。今も英国大使館付近では見事な花を見ることができます。

名物のボートについてはコチラの記事を!
→今年こそ花見船で、手こぎボートでお花見!

● 「千代田のさくらまつり」開催中 
3月23日(金)~4月4日(水)

ぜひ手に入れたいのが「千代田区さくら祭り公式ガイドMAP」。千代田区役所、都営地下鉄の各駅などで配布しています。

3月31日(土)4月1日(日)は、千代田区役所前から神保町、神田、秋葉原をめぐるシャトルバスが運行されます。この時期だけの丸の内シャトルバスのスペシャル・コース。ぜひ車窓から東京の春を楽しんでください。

問:03-5211-4338(さくらテレフォンガイド(24時間自動音声)03-5211-4184(千代田観光協会/区役所商工振興課内)

URL:http://www.kanko-chiyoda.jp/千代田観光協会

<千代田区> 靖国神社

東京の開花の基準木がある靖国の神々しい夜桜は、明治時代から有名でした。

3月30日(金)~4月1日(日) 「さくらフェスティバル」と題し、模擬店が並び、演芸などが行われます。ライトアップは夜10時まで。4月3日~5日は夜桜能、また4月中は、奉納プロレス、奉納大相撲なども楽しみです。

明るいうちなら、内苑(神池庭園)で 風情あふれるお花見を。

URL:http://www.kanko-chiyoda.jp/千代田観光協会


<台東区・墨田区>隅田公園

隅田川の両岸が桜色に染まります。墨堤(ぼくてい)の桜といえば、江戸時代に8代将軍、吉宗の命によってヤマザクラを植えたことに始まります。その後、村民がみずから桜を植えましたが、これは幕府の命によらない“民間”の植桜第一号と言われています。

享保年間には、「長命寺桜もち」の初代が、堤の桜の葉を塩漬けにして桜もちをつくり、これが大ヒット。向島の桜と共に、江戸の春の代名詞となったんです。

関東大震災で、桜も壊滅してしまいましたが、この風景を愛する人たちの手によってソメイヨシノが植えられ、見事な桜並木に成長しました。

川に沿って提灯がともる様子に、お重を手に、いそいそと花見にでかける姿を描いた浮世絵を思い出します。

無料ゴザの貸し出しは今年も。桜の開花期間中は、向島芸妓茶屋もオープン。
墨田区文化観光協会が発行するマップがベンリです。

墨田区文化観光協会

 

<台東区>上野恩賜公園

その数およそ一千本。ざわざわとみんなの期待と熱気にむせ返るような雰囲気は、ここが一番です。「花の雲 鐘は上野か浅草か」と詠んだのは松尾芭蕉。
当時、一帯は寛永寺境内でしたが、元禄の頃には花見客で大変なにぎわいだったと言われます。ただし、寛永寺のお膝元ということもあり、呑んだり食べたりは禁止されていました。

東京国立博物館のお庭も、4月15日まで期間限定、春の公開中です。

上野駅の混雑を避けるなら、地下鉄千代田線の「湯島」「根津」から、お散歩するのもオススメです。

上野恩賜公園  
上野商店街連合会公式サイト>うえの桜情報
上野桜守の会

 

<江東区>仙台堀川公園

●交通:東西線・都営大江戸線「門前仲町」

門前仲町から高橋につながる大横川(メイン会場)・仙台掘川・小名木川に連なる桜並木。江戸時代に開発された水の路が、今に生きるエリアに、900メートルにわたり提灯飾りが続きます。仙台堀川公園は、都内でも最大の親水公園で、およそ350本のサクラがあります。

八幡様(富岡八幡宮)にもおまいりしていきましょう。

期間中、お江戸深川さくらまつりを開催。土日は、花見船も出て和船から桜を楽しむこともできます。

花見船については
→今年こそ花見船で、手こぎボートでお花見!

深川観光協会

<北区>飛鳥山公園
●交通
:JR京浜東北線「王子」/南北線「西ヶ原」「王子」


8代将軍吉宗の命でおよそ1270本のサクラを植えたのが始まりと言われます。
しかもお酒を飲んでの宴会や、仮装も許されていたので (他では禁止されているところが多かったそうです)、やはり花見の名所だった、品川御殿山と異なり、庶民の花見が楽しめたのです。

その伝統を組むイベント、仮装で花見を楽しむ「第10回さくらSA*KASO祭り」は4月1日(日)に。

王子には、落語「王子の狐」にも登場する扇屋さんの卵焼き、石鍋久寿餅店のくずもち(葛餅ではなく久寿餅)など、行くと必ず買ってしまうオイシイものもあります。
今月の『散歩の達人』が王子特集でしたね!

都電荒川線で車窓の花見を楽しみながら、王子へ…というのも、オススメコースです。
また、王子駅前に建つ「北とぴあ」展望台から、ぜひ桜色に色づいた公園全景を眺めてみてください。→展望花見のススメ

●北区テーマ別お出かけスポット

さくらSA*KASO祭り


→最近人気の目黒川、そして六本木の桜へ

 

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