2.昼間は朝廷に仕え、夜は閻魔大王のお手伝い?!
●平安時代の歌人・小野篁の不思議な伝説が残る『六道珍皇寺』▲六道珍皇寺 |
その伝説とは?――小野篁は、昼間は朝廷に仕えていた。そして夜は、このお寺にある井戸を通って地獄へ通い、閻魔大王の裁きを手伝っていた、……というもの。いやぁ~、働き者だったんですねぇ。私なら、そんな長時間は働けないです。
●ここを通って地獄へ通勤?!冥土通いの井戸
▲地獄に通じる井戸?! |
さらに奥へ進むと、小野篁がここを通って地獄へ通っていたという『冥土通いの井戸』が。そばには近寄れなかったのですが、ここも格子の隙間から覗くことができました(お盆期間は非公開のようです)。整然とお手入れされた庭に、おどろおどろしい伝説をもつ井戸がある……というのが、少しアンバランスな感じ。
▲迎え鐘 |
さて、このお寺は、京都市民には『六道まいり』で知られています。お盆にここへ参拝し、冥界まで聞こえるという『迎え鐘』をついて、先祖の精霊をお迎えするのです。
鐘は外から見えないようお堂に入っていて、中から鐘を鳴らすためのものと思われる綱が出ています。ちょっと珍しい鐘でした。
<六道珍皇寺 データ>
住所:京都府京都市東山区東大路通松原西入ル北側
電話:075-561-4129
最寄:市バス『清水道』停
地図:Yahoo!地図情報
六道珍皇寺の紹介サイト:
http://domestic.travel.yahoo.co.jp/bin/tifdetail?no=jtba3701460
<注意>記事内で紹介している情報は全て2004年7月14日時点のものです。それ以降変更される場合もあります。
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