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手長エビを探せ! 沖縄の沢歩きで筋肉痛…(2ページ目)

夏の沖縄の海は若い人たちに任せて、中高年でも楽しめるヤンバルの沢歩きに挑戦してきました。片道1時間のコースです。とっても涼しくて心地よい1日でしたが日ごろの運動不足を痛感…。

執筆者:鈴木 雅子

手長エビと琉球鮎に出会える佐手川

沖縄で沢歩きを楽しむ
河口の景色もいい感じでしょ?

佐手川は、沖縄本島最北端の村「国頭村」にあります。名護から車で1時間は覚悟してください。でも、芭蕉布の里「喜如嘉」をすぎたあたりから、海の景色がさらにコバルトに、さらに青く、さらに美しくなり、しかも交通量が少なくなりますから海岸ドライブを楽しめます。
沖縄で沢歩きを楽しむ
暑苦しい格好なんですが…

最北の辺戸岬まであと15キロ、という地点にあるのが佐手集落。沖縄移住で人口が増加傾向にあるとはいえ、ここまでくると集落はいずれも過疎の悩みを抱えています。こういう場所で畑をしながら住むとよいなぁ。ちょっと本気で考えてしまいました。
沖縄で沢歩きを楽しむ
清流が心地よしの佐手川を歩くぞー!

今回の沢歩きは、佐手小学校に車を停めて佐手川の下流から入りました。下流付近では、ご近所の方がお子様を連れて川遊びをしていたり、ほほえましい光景に出会えます。

真夏の沖縄で、全身を覆うファッションは、しに~(とっても)暑い!のですが、川に入ると「あらら! とっても涼しいわぁ~」
沖縄で沢歩きを楽しむ
風がとてもさわやかです

川の水が心地よくて、このまま泳ぎたくなるけど、目的はソレではないのだ! 滝まで行くのだ! いよいよ渓流歩きスタートです。

みんな余裕余裕です。なーんだ、楽ではないですか。ヤンバルの植物やヒラヒラと舞い踊る蝶々に見とれたりと、観察に余念がありません。が、しかし!
沖縄で沢歩きを楽しむ
澄んだ水の流れに感動しちゃいました

だんだん渓流が激しくなります。岩場もまたキツくなります。山歩き案内人の喜屋武さんが、進路を探り、より安全なコースを提示してくれますので、その後をついていきます。喜屋武さんによると、例年より雨が少ないため川の水量が低下しているので「楽」とのこと。

どうしても足場がない、という場所では、喜屋武さんだけでなくサポーターとして参加された知花さんがフォローしてくれました。この方、実は、沖縄ではよく知られたすごい方。あとでご紹介しますね。
沖縄で沢歩きを楽しむ
しっかりとサポートしてもらえるから安心ですよ

今回は、2カ所でロープを使いました。また、川が深すぎて陸側を歩かざるを得ない時には、ハブが居ないか徹底的にチェックします。

ハブのテリトリーは周辺2~3メートルに過ぎないので、杖代わりの棒で藪を叩き、万一居た場合は、ちょっとだけハブに出ていってもらうのだそうです。ハブの立場で考えれば、人間のほうが邪魔者というわけですね。

いったいどれほどの時間が経ったのか。夢中でついて行ったので、周囲の自然に見とれる余裕無しでしたが、目的地の滝にたどり着いたのは、スタートしてからジャスト1時間後。
沖縄で沢歩きを楽しむ
子供時代をついつい思い出します

たったそれだけの時間に過ぎなかったのです。時間を忘れて楽しまさせていただきました。感動のシーンは次のページでどうぞ!
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