沖縄にはヒーリングスポットがいっぱい!
人と自然が調和している沖縄だから… |
本土の方は沖縄を「癒しの島」と呼びます。なぜでしょう。南の島だから? 海がきれいだから?
うーん。それだけはないですよね。やはり、自然崇拝が信仰の中心になっていることではないでしょうか。神社などの社ではなく、自然のなかに祈りの場や神秘を見出すのが沖縄です。また、風水思想も強い地です。首里城をはじめ、沖縄の村々含めて「琉球風水」が王国作りの中心でした。
だから沖縄には海・山の自然環境、集落のたたずまいや拝所(御獄)など、いたるところにヒーリングスポットがあります。それは有名な場所だったり、地域の人しか知らない場所だったりといろいろですが、少し敏感な人ならばそこに居るだけで自然の「気」を感じるはず。
拝所で祈りを捧げる沖縄の女性 |
そんな「気」を感じたら深呼吸してみてください。手を広げて、顔を空に向けて力を抜き、沖縄の自然を身体全体で受け止める感じでゆっくり息を吸います。次に身体のなかの悪いものを押し出す気持ちで息を吐く。これを何回かやるだけですがすがしい気分になれるはずです。
自然を崇拝する気持ちの強い沖縄のなかでも、とくにスピリチュアリティが強い場所は、首里城~金城町の石畳、斎場御獄(せーふぁうたき)~久高島、備瀬集落~名護のひんぷんガジュマル、といったところでしょうか。
斎場御獄と久高島、備瀬のフクギ並木はすでにご紹介していますので、ここでは、首里城と金城町の石畳、そして名護のひんぷんガジュマルを取り上げますね。
土地のエネルギーを最大限に生かした首里城
世界遺産の首里城 |
この城は、地脈や風の流れを計算しつくした上で建てられました。蔡温と毛文哲の「首里城の風水論」には次のように書かれています。
曲線で構成されている首里城の城壁 |
風水的にみると首里城は「この地は竜の来歴・気脈鎮まる所と判断できる。首里城の正殿は西に面して丘陵と一致しており、北殿、南殿はそれぞれ南北に、正殿から道は左廻り右転して法に叶っている。東西南北には青竜・白虎・朱雀・玄武の四神獣が確認出来る。「四神相応の地」として吉地である」となります。
■首里城公園
・所在地 〒903-0815 那覇市首里金城町1・2
・問合せ 電話 098・886・2020
・料金等 首里城について
・アクセス 首里城の交通アクセス
戦火をまぬがれた歴史古道・金城町の石畳
風情のある金城町の石畳 |
金城町の御獄にある大アカギ |
台風の多い沖縄では「木」が元気に樹齢を重ねていくのは意外と難しく、この「大アカギ」が自生できたのは金城町という「地」の良さがあってこそなのでしょう。
■金城町の石畳
・所在地 那覇市首里金城町
・問合せ 那覇市観光課 電話098・862・3276
※次のページは名護のひんぷんガジュマルの紹介と、その他のパワースポットです。